楽天 辰己の起死回生3ランで追いつくも2位ソフトBとドロー CS残り1枠かけ9日ロッテと最終決戦

[ 2023年10月7日 22:50 ]

パ・リーグ   楽天5-5ソフトバンク ( 2023年10月7日    楽天モバイル )

<楽・ソ>6回、同点3ランを放ちナインに出迎えられる辰己(右から2人目)(撮影・久冨木 修)
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 パ・リーグ4位の楽天は7日、本拠(楽天モバイル)でソフトバンクと対戦。クライマックスシリーズ(CS)争いが佳境を迎える中、5-5で引き分けに終わった。

 今季20試合目の先発となった岸は初回、2回と無失点で立ち上がったものの、落とし穴は3回に待っていた。2点リードの2死二塁から2番の川瀬に適時三塁打を浴び1点差に。続く柳田には初球をライトスタンドへ運ばれ、瞬く間に逆転を許してしまう。4回にも犠飛で1点を失い、岸は4回4失点で降板。18年以来5年ぶりの2桁勝利はならなかった。

 打線もソフトバンク先発のスチュワートに苦しめられ、5回までに3点のリードを許す展開。しかし6回2死から4番・浅村が四球を選ぶと、5番・岡島が安打を放ちチャンスをつくる。ここで打席には6番の辰己。初球を振り抜いた打球は高々とライトへ上がり、打球はそのままスタンドの最前列へ飛び込んだ。値千金の同点弾に、球場の楽天ファンは大盛り上がりを見せた。

 その後両チーム走者を出しながらも得点を奪うことはできず、12回を戦い5-5のドローで試合を終えた。

 2023年シーズンも残すところあと1試合。9日の本拠ロッテ戦で勝てばCS進出が決定。全てをかける一戦になる。

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