ロッテ谷保さん 涙のアナウンスに「泣かないつもりで頑張ってたけど…」サプライズには「本当に感激」

[ 2023年10月7日 18:08 ]

パ・リーグ   ロッテ1ー4オリックス ( 2023年10月7日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>場内アナウンスを卒業する谷保恵美さん(右)は花吉井監督から花束を受け取る(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 パ・リーグ3位のロッテは7日、本拠(ZOZOマリン)でオリックスと対戦。91年から33年間場内アナウンス担当を務め、今季限りでアナウンス業務を卒業することを決断していた谷保恵美さん(57)が、本拠地最終戦で“最後の美声”を響かせた。

 試合終了後、谷保さんが報道陣の前でコメント。「まずは無事に公式戦、全て終えられたのでそれは良かった。ホッとしてます。最後のご挨拶で泣かないつもりで頑張ってたんですけど…すいません泣いちゃって。そして広報室長には出ないと言ってたんですけど、サプライズされてしまいまして、グラウンドに出ることなんてほとんどないんですけど、出たくないとは言ったもののあんな風にしていただいて本当に感激です」と感謝の気持ちを語った。

 スタンドからの「谷保」コールには「超満員の観客、360度見渡す限りお客さんがいる中でコールしていただけて、こんなことはもう次の来世もないと思うのでね。全国の少ない谷保さんが喜んでいると思います(笑い)。本当に大事に心の中にしまいたいと思います」と笑顔。

 吉井監督、益田、中村奨の3人から花束を受け取ったことについては「お疲れ様でしたと、選手たちは必ず帰ってきますからと言っていただいて、絶対帰ってきて下さいねと言いました」と言葉を交わしていたことを明かした。

 最後に谷保さんは「ずっとアナウンスし続けられたことが一番ホッとしていまして、本当に今日、無事に終わってよかったです。褒めて下さい(笑い)。放送室はまだ片付けてないので、また来週帰ってきてほしいと思います」と語り、持ち前の明るさで会見を締めくくった。

 ZOZOマリンでのレギュラーシーズン最終戦を終え、アナウンスは節目の2100試合目に到達。CS、日本シリーズが開催される可能性もあり谷保さんは「最後までしっかりと業務を遂行しマイクを置きたい」とコメントしていた。
 

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月7日のニュース