「10・19」「10・8」に続く「10・9」パCS最後の1枠は9日最終決戦 楽天―ロッテの勝者が進出

[ 2023年10月7日 22:53 ]

(左から)ソフトバンク・藤本監督、ロッテ・吉井監督、楽天・石井監督
Photo By スポニチ

 三つ巴となったパ・リーグの熾烈なCS争いは7日、2位・ソフトバンクが4位・楽天と延長12回の死闘の末に引き分け。その結果、CS進出を決めた。

 いよいよ残り1枠。3位の座は9日の楽天―ロッテ戦(楽天モバイル)の直接対決の結果に全てがゆだねられることになった。
 この日の時点で3位・ロッテが69勝68敗5分け。楽天が70勝70敗2分けで、その差は0・5ゲームだ。

 運命の10・9最終決戦。3位のロッテは勝てば文句なし。引き分けでも3位でのCS進出が決まる。

 現在4位の楽天が勝ち抜く条件は「勝利」しかない。勝てば楽天が貯金1となり、ロッテは勝率5割。0・5ゲーム差でひっくり返すことになる。引き分けではロッテを上回れない。

 最後の試合で順位が決まる――。野球ファンの記憶に残るのは1988年の「10・19」決戦だ。川崎球場でのロッテ―近鉄のダブルヘッダー。近鉄は連勝なら西武を上回ってリーグ優勝だった。1試合目は勝利も、2試合目が引き分け。普段はパ・リーグを見ないような多くのファンの注目も集めた決戦だった。

 また、1994年には「10・8」決戦があった。まったくの同率で首位に並んだ巨人と中日がナゴヤ球場でシーズン最終戦。「勝った方が優勝」の大一番で、「国民的行事」と称した長嶋茂雄監督率いる巨人が勝利した。

 そして「10・9」。泣いても笑っても雌雄を決するシーズン最終戦となる。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月7日のニュース