辻発彦氏　西武戦力外で声をかけてきた大御所たちの名前が凄い「俺の誘いを断りやがって」と怒ったのは？

辻発彦氏
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　元西武監督の辻発彦氏（64）が、槙原寛己氏（60）のYouTube「ミスターパーフェクト槙原」に出演。1995年オフに西武から戦力外通告を受けるが、必要としてくれる球団はあった。

　自由契約になって西武時代の恩師であった森祇晶氏に相談した。森氏はすぐにヤクルト監督だった野村克也氏に電話。野村氏は「ぜひヤクルトに欲しい」と誘ってくれたという。

　ところが、その後、入団時の西武監督で、ロッテのGMになっていた広岡達朗氏から電話が来て「辻が必要だ。ウチに来てくれ」と誘われた。

　森氏、野村氏より球界では広岡氏が一番の先輩だが、辻氏は「すみません」とロッテを断り、ヤクルトを選んだ。

　その理由は「今まで必ず一番最初に声をかけてくれたところに行くと決めてやってきた」という信念だった。

　相手や椅子（役職）の座り心地で決めないのが実直な辻氏らしい。

　2005年には楽天の監督就任が決まった野村克也氏から「コーチをやってくれ」と要請されたが、王貞治氏からWBC日本代表のコーチに誘われていたので断った。

　辻氏の性格を知っている広岡氏はロッテを断っても怒らなかったが、「（野村さんには）俺の誘いを断りやがって！と言われた」と、槙原氏を笑わせた。