牛島和彦氏 ロッテ・朗希はCSを見据えた登板 次回は80球ぐらいいってもいい

[ 2023年9月11日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ0―2オリックス ( 2023年9月10日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>ロッテ先発・佐々木朗(撮影・沢田 明徳)
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 【牛島和彦 視点】ロッテ・佐々木朗が3回45球で1失点。故障明けの試運転としては上々だったと思う。ぶっつけ本番での復帰登板。怖さはあっただろう。初回は160キロ超の直球を投げていたが、2回以降は150キロ台に出力を落とし、変化球主体の投球に切り替えている。初回の森や3回の宗に三振を取りにいったフォークを見極められていたが、直球の球速を抑えていたから見逃されただけで、ボールそのものは悪くない。スライダーもカウントを取りにいく球とストライクからボールになる球を投げ分けられていて、自分のものになりつつある。

 首脳陣は佐々木朗がCSで主軸として登板できるよう逆算していると思う。この試合はある程度投げられただけで御の字。明日以降、体の状態がよければ次回は80球ぐらいいってもいい。試合で投げながら体を仕上げてポストシーズンにつなげたい。(スポニチ本紙評論家)

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