歴代U18代表OBも初優勝を祝福!楽天・松井裕「刺激を受けた」仲間との絆

[ 2023年9月11日 05:05 ]

U18W杯決勝   日本2―1台湾 ( 2023年9月10日    天母 )

13年、準優勝の松井裕
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 高校日本代表の初優勝を、無念の涙をのんできた歴代OBたちも祝福した。楽天・松井裕樹投手(27)は、エースとして臨んだ13年大会で準優勝。仲間と過ごした国際舞台での貴重な経験が、今後の野球人生における糧となることを願った。

 歴史の扉を開いた若き侍たちに、松井裕は目を細めた。「とにかく勝ってもらいたかったのでうれしい」。決勝の米国戦に2―3で惜敗した10年前の無念を晴らしてもらった。

 「当然、僕たちも世界一を目指していた。優勝できなかったら2位もそれ以外も全部一緒という考えだったので凄く悔しかった」

 多くの選手が夏の甲子園に出場していたが、自身の桐光学園は神奈川大会準々決勝で敗退。「僕は代表チームの活動を目標に頑張っていた。なので、甲子園組の選手たちとは少し違う感覚だったと思う」と振り返る。

 攻守の中心は正捕手を務めた大阪桐蔭・森(現オリックス)だった。「こんなに野球がうまい選手がいるんだと興奮しました」。世界の野球を知っただけでなく、日の丸を背負った仲間との出会いこそ最大の収穫だった。

 「会った時から、このメンバーで野球ができるのは凄く良い時間になると感じていた。上のレベルを知る意味で刺激を受けたし、一緒にいることで士気も上がった」

 最高の仲間との絆を、今後の成長の糧にしてほしいと願った。(重光 晋太郎)

 ≪清宮「よく戦った」≫日本ハム・清宮も快挙を祝福した。早実1、3年時に同大会に出場。1年時の15年大会は決勝で米国に敗れて準優勝に終わっただけに「今まで誰も成し得なかったこと。急造チームで難しいこともあったと思うけど、よく戦ったと思います」と称えた。15年大会はロッテ・平沢や中日・小笠原ら先輩に囲まれた中での出場。「1年生で選んでもらって人生が変わったというか、さらに注目してもらえるようになった」と懐かしんだ。

 ▼オリックス・宮城(19年の同大会に出場)優勝おめでとうございます。素晴らしいことだし、これからプロに来る子も大学に進学する子も、それぞれ違う道だと思いますが、自信を持って野球に励んでもらえればと思います。僕らは優勝を目指して達成できなかったが、たくさんの素晴らしい仲間と試合ができたことは一生の思い出になっています。

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