広島 ミスで痛恨…連勝4でストップ 先発の柱・床田で痛い黒星 阪神との差が広がる

[ 2023年8月31日 20:58 ]

セ・リーグ   広島0-2巨人 ( 2023年8月31日    岐阜 )

<巨・広>4回2死一塁、門脇へ投球する際、帽子がずれる床田(撮影・平嶋 理子)
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 広島は31日の巨人戦に敗れ、連勝が4でストップした。ここまで10勝を挙げ、先発の柱とも言える床田での痛い敗戦となった。

 床田は中部学院大時代の4年間を過ごした岐阜で、7回を零封して3勝目を挙げた5月9日の中日戦以来、今季2度目の“凱旋登板”。しかし、出はなをくじかれた。

 初回は先頭の浅野に左前打、北村にも三塁内野安打を打たれた。続く秋広が送りバントを試み、床田が処理して三塁へ送球したが、三塁手・小園が捕り損なう失策。無死満塁のピンチを背負うと、坂本に中犠飛、丸にも左犠飛を許し、立ち上がりに2点を失った。

 「(いい投球を)できたらいいなと思う。最初の5球を大事にしてスムーズに入れたら」

 思い出の地での登板へ意気込んでいたが、苦しいスタートとなった。東海地区大学野球岐阜県リーグでは通算21勝を挙げ、主戦場は今回の舞台の岐阜・長良川球場だった。慣れ親しんだマウンドとはいえ、地方球場では、マウンドの特徴に合わせて投球フォームや意識を変えるなど微調整するのが床田流だ。2回以降は立て直し、6回まで2失点と粘りを見せた。

 同じリーグの中京学院大出身の菊池も奮起した。初回に投手強襲の内野安打を放つと、続く3回1死では左中間へ二塁打。5回は右前打を放ち、7月16日のDeNA戦以来、出場27試合ぶりの猛打賞を記録した。大学時代を過ごした岐阜で勇姿を届けたが、打線はつながりを欠き、苦しい状況が続いた。

 結局、打線は最後まで得点を奪えず。零敗で痛い黒星を喫し、阪神とのゲーム差が5・5に広がった。

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