ロッテ・種市10勝「指名された時からの目標」郎希に並ぶセパトップ130奪三振

[ 2023年8月19日 05:00 ]

パ・リーグ   ロッテ4―1楽天 ( 2023年8月18日    楽天モバイル )

<楽・ロ>スコアボードに0を重ねる種市(撮影・長久保 豊)
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 エースと呼ぶにふさわしい投球だった。ロッテ・種市は8回2死一、三塁から内野安打で1点を失ったものの、8回7安打1失点で10勝目。7年目で初の2桁勝利に「(ドラフト)指名された時から目標だった。(右肘の)手術もあって7年かかりましたけど良かったです」と語った。

 初回、楽天の攻撃を3人で終わらせたが、いずれも3ボールとなった。ベンチで待っていたのは吉井監督の「ストライク先行で行け!」の厳しい声。そこから修正し、8回まで投げきった。連敗を3で止める力投に指揮官も「今日は連敗を止めるためのエースの投球という感じを見せてくれた」と称賛した。

 7奪三振で今季の奪三振は130。両リーグトップの佐々木朗に並び、オリックス・山本を7個上回った。勝利数もリーグトップの山本に1差の2位で、勝率・714はリーグトップに立つ。「タイトルは欲しいけど、そこを目指すと力みにつながるので、結果的に獲れればいい」。まずは首位追走のために腕を振る。(大内 辰祐)

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