【甲子園】仲間でもあり良きライバル「2人でやってきたから…」いなべ総合学園、水野＆高田が力投で一矢

第105回全国高校野球選手権記念大会第6日2回戦   いなべ総合学園0－3沖縄尚学 （ 2023年8月11日    甲子園 ）

＜沖縄尚学・いなべ総合＞　2回、力投するいなべ総合・水野　（撮影・須田　麻祐子）　
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　沖縄尚学のエース・東恩納蒼に、いなべ総合学園のダブルエースが立ち向かった。先発は背番号10・水野陸翔。2回に3点を失うも、3回以降は尾崎英也監督直伝のチェンジアップで相手打線を抑えて6回3失点。「2回は甘くなってしまった。ベンチの声かけもあって、だんだんと修正できた」。7回からは背番号1・高田陽聖が登板。水野に「おまえは悪くない。あとは任せとけ」。そう声をかけマウンドへ向かい、2回を無失点で踏ん張った。

　仲が良く、学校生活や食事など、一日の大半を共に過ごす。だが野球になると、練習のダッシュ1本でも負けたくない。そんなライバルの両右腕は口をそろえる。「2人でやってきたから、甲子園まで来られた」。無得点で7年ぶりの勝利には届かなかったが、聖地で存在感を見せつけた。（松本　航亮）