楽天・田中将大 23日ぶり日米196勝目呼ぶ快投「全体的に良かった」石井監督は「強い思い」称える

[ 2023年8月3日 23:00 ]

パ・リーグ   楽天9―1オリックス ( 2023年8月3日    京セラD )

<オ・楽>快勝にベンチの田中将は拍手(撮影・井垣 忠夫)
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 楽天の田中将大投手(34)が今季最長の8回101球を投げ5安打1失点で6勝目を挙げた。白星は7月11日の日本ハム戦以来23日ぶり。これで日米通算勝利数はダルビッシュ有(パドレス)に並ぶ196勝となり、通算200勝にあと「4」と迫った。

 田中将の勝利数内訳は日本が118勝、米国が78勝(ダルビッシュは日本は93勝、米国が103勝=8月3日現在)。過去に日米通算200勝達成者には黒田博樹(203勝)、野茂英雄(201勝)がいる。

 快投を見せた田中について石井監督は「早めに援護点がある中でゲームメークしてくれた。8回を消化してくれれば仕事しては十分。やるしかないし、結果を出すしかないことはプロ野球選手としては変わらないスタンス。強い思いでマウンドに上がってくれたと思う」と称え、永井投手コーチは「安心して見ていられたし、本当に良い姿をみせてくれた。良い方向に進んでいると思う」と語った。

 田中との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――投球を振り返って。

 「全体的に良かった」

 ――いつもよりカーブが多かった。

 「投げていく中で使えると思ったので(炭谷)銀仁朗さんにも(サインを)出せてもらえたのかなと」

 ――球種の選択についても話し合った?

 「臨むにあたっていろいろ話しをして、今日のマウンドに上がった。それを自分としてしっかりやり抜くことだけを意識した」

 ――打線が大量援護。

 「あれだけ点を重ねてくれたので展開的に余裕はあったと思うけど、自分でテーマを決めて投げていくということしか考えてなかった。展開がどうなろうと左右されることはなかった」

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