ブルージェイズ・菊池雄星 自己最多8勝目の権利を手にして降板 6回7安打1失点

[ 2023年7月27日 07:17 ]

インターリーグ   ブルージェイズードジャース ( 2023年7月26日    ロサンゼルス )

ドジャース戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が26日(日本時間27日)、敵地・ロサンゼルスでのドジャース戦に先発。マリナーズ時代の2021年を上回り、メジャーでの自己最多となる8勝目の権利を手にして、リリーフ陣にバトンを渡した。

 立ち上がりのピンチをしのぎ、リズムをつかんだ。初回、先頭のベッツ、続くフリーマンに連打を許し、無死一、二塁のピンチを背負ったが、菊池は揺らがなかった。3番・マルティネスをカーブで、さらに4番・テーラーを95・6マイル(約153・8キロ)直球で、ともに空振り三振。マンシーはスライダーで二ゴロに仕留めて得点を許さなかった。

 2回も2死満塁のピンチを切り抜けると、3回はマルティネスから始まる中軸を3者連続三振。5回無死一、二塁の場面もフリーマンを遊ゴロ併殺に仕留めた。気持ちのこもった投球でスコアボードに「0」を並べ続けた。

 6月25日(同26日)のアスレチックス戦で自己最多タイの7勝目をマーク。しかしそこから、時間を要した。7月1日(同2日)のレッドソックス戦は4回1/3を5失点。6日(同7日)のホワイトソックス戦も5回4失点と安定感を欠き、前回登板の21日(同22日)マリナーズ戦では5回1/3を無失点で勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りたが、リリーフ陣が逆転を許したため、白星は付かなかった。

 この日は投打がガッチリとかみ合った。味方打線は2、3回と1点ずつ得点。5回には2死一、二塁からメリーフィールドが左越えに7号3ランを叩き込み、貴重な得点を加えた。6回に1点こそ失ったが、手厚い援護を背に、菊池は勝利を目指して全力で腕を振った。

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