あのトキメキを再び!! 在任6年で2度優勝の名将・辻発彦氏のユニホーム姿が見たい

[ 2023年7月3日 07:15 ]

スポニチ評論家・辻発彦氏
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 西武前監督の辻発彦氏(64=本紙評論家)の4冊目となる著書「つじのじつ話(わ)」が6月28日に発売され、早速手に取った。

 全6章で、監督時代の背番号と同じ85個の実話から構成。記者は就任初年度の17年から昨季までの6年間の監督生活のうち、番記者として通算4年間、近くで取材させてもらった。目を閉じれば、その時の情景が浮かんでくるような懐かしい話、裏ではこんなこともあったのかと寝耳に水の話。これまでグラウンド内外で様々な話を聞いたが、現役時代の話など、まだまだ知らないことも多々あり、辻ワールドに引き込まれ、半日で読み終えた。

 今春のWBCで、侍ジャパンは14年ぶりの世界一奪還を果たし、栗山英樹監督が退任。次回26年の第6回大会に向けて後任監督として様々な名前が挙がっている。スポニチのツイッターアカウント「スポニチ野球記者」では、侍ジャパンの次期監督についてアンケートを実施。工藤公康氏(27・3%)、古田敦也氏(21・2%)、吉井理人氏(15・0%)に次ぎ、06年の第1回大会で王貞治監督のもと、内野守備・走塁コーチを務め、世界一に貢献した辻氏にも9・8%の票が集まった。

 著書の中で西武監督時代を振り返り「ハラハラドキドキの6年でした。楽しく、トキメキ続けた6年でした」と記した辻氏。侍ジャパンではなかったとしても、再びユニホームを着て胸を躍らせる日が来ると信じている。(記者コラム・花里 雄太)

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