ソフト野村勇「“1、2の3”で振って感触は“もう行ったな”と」確信の先制2号

[ 2023年7月3日 05:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9ー3西武 ( 2023年7月2日    ベルーナD )

<西・ソ>ヒーローインタビューを終えてハニーズとポーズを取る野村勇(撮影・篠原岳夫)
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 断固として貫く強振の手応えは、完璧だった。ソフトバンク・野村勇が0―0の2回1死一塁で左翼スタンドに飛び込む先制の2ランを放った。

 「思い切って自分のスイングをするだけなんで。2球、変化球を見送っていたので真っすぐだなと。“1、2の3”で振って感触は“もう行ったな”と」

 2ボールから先発左腕・隅田の高め直球に今季2号。「8番・二塁」で6月25日オリックス戦以来のスタメン起用に応えた。主に左腕キラーとして長打力を期待される。「スタメンに使われたが絶対に結果を残す。それだけです。チャンスは少ないんで」と気迫を前面に出し、西武戦初アーチにつながった。

 昨季のドラフト4位の万能野手は、快足とパンチ力を評価されて1年目で97試合に出場。10本塁打、10盗塁でパ・リーグ新人では37年ぶりの偉業達成も、今年3月末に腰を手術。8日DeNA戦からカムバック。パンチ力は健在だが、同じ右の大砲デスパイネが4日から再合流予定。ただ自身との勝負が鍵とみる。

 「人のことをあまり、考えても仕方ないので。自分のこと、自分が打てばいいだけ。それだけ。プレッシャーはない」。己にも相手にも勝つ精神力も、野村勇の魅力でもある。

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