エスコンF、屋根開放しての試合はどうなる?新庄監督の予測は…「千葉みたいな感じに」

[ 2023年6月10日 07:45 ]

5月31日、エスコンフィールドの屋根が開いた状態で試合前練習が行われた
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 日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」は、開閉式屋根を持つことが大きな特徴だ。ここ最近はグラウンドの天然芝の養生の目的もあり、頻繁に開閉が行われている。巨大な屋根がゆっくりと動き出し、約25分掛けて全開になる。快晴の日は日差しが差し込み、本当に気持ちがいい。

 7月1日のオリックス戦では、開業後初めて屋根を開けた状態で公式戦が開催されることが決まった。その“予行演習”もあってか、8日の広島戦前には屋根を開放して練習を実施。一塁側カメラマン席から練習の様子を見守っていると、ぽかぽか陽気の日差しと心地よい風が吹き込み「眠くなるなー…」とのんきな気分でいたが、もちろん選手達は違った。

 練習中のノックでは内外野ともに飛球の流れ方や打球の伸び方を入念に確認。新庄監督は練習後に報道陣の元に歩み寄り「難しいですね。でも気持ちいい。予想では千葉(ZOZOマリン)みたいな感じになると思うんですよね。(グラウンド上空の)半分より下だと(打球が)伸びていくし、上だと戻ってくる。ちょっとわからんっすね」と感想を口にしていた。

 確かに風の流れを見ていると、一塁側から左翼方向に流れる時もあれば、右翼から本塁方向に流れることも。かたや、ピタッと風が止む時もあり、流れを読み切るには難易度が高いだろう。内外野を守れる3年目の細川は「意外と(ボールが)流されます。難しいですね」と驚いていた。

 グラウンドでプレーをする選手は大変だとは思うが、ファンにとっては開放的な気分で試合を観戦できるはず。7月1日は午後2時プレーボール予定。新球場がまた違った顔を見せる一日は、すっきりと晴れることを願いたい。(記者コラム・田中 健人)

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