西武・長谷川　逆転勝利呼ぶ同点の“不敗神話弾”一発打てば3戦3勝「宮崎打法」で21歳進化

交流戦   西武2―1ヤクルト （ 2023年6月9日    ベルーナD ）

＜西・ヤ＞2回、ソロ本塁打を放ちハイタッチする長谷川（撮影・白鳥　佳樹）
Photo By スポニチ

　21歳の大砲候補の一発が逆転勝利を呼び込んだ。0―1の2回先頭、西武・長谷川が左翼席に同点の3号ソロ。確信歩きも披露して「今シーズンで一番良い打球。気持ち良かった」と余韻に浸った。

　交流戦ならではの収穫があった。DeNA戦で宮崎のフォームを観察し「やってみたい」とコピー。両足のスタンスを狭め、右足に体重を乗せた状態から始動することで無駄を省き130キロ台後半だったスイングスピードは146キロまでアップ。7日の中日戦では初の「宮崎打法」で9回にサヨナラ弾を放った。

　チームは7カードぶりにカード初戦に勝利。さらに長谷川が一発を打てば3戦3勝で「僕が打ったら勝てる神話にできれば」と笑う。ニックネームは「ハセシン」。このまま不敗神話を継続し、“ハセ神”を目指す。（福井　亮太）