ロッテ・茶谷「4番目というだけ…」奪首主役“サブローの再来”プロ初4番で2打席連続タイムリーも謙虚

[ 2023年5月17日 21:47 ]

パ・リーグ   ロッテ7ー3オリックス ( 2023年5月17日    zozoマリン )

<ロ・オ>4番で2本のタイムリーを放った茶谷はファンの声援に応える(撮影・長久保 豊)
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 ロッテがオリックスとの首位攻防戦を制し、5月1日以来の首位に浮上した。

 主役はプロ入り初の4番に座った8年目・茶谷健太内野手(25)だ。2安打2打点の活躍も、小島、安田と上がったお立ち台では「4番目というだけなので。普段通り準備しました」と淡々と振り返った。

 0-0の4回無死一、三塁で迎えた第2打席で均衡を破る先制打。自身が打席に立った試合では10試合連続となる安打を放つと、5回2死三塁の第3打席ではボテボテのゴロが三塁ベースに当たり、バウンドが変わる幸運も重なり二塁打に。2打席連続タイムリーとなり「ラッキーな当たりだったので、たまたまですけどよかったです」と相好を崩した。

 SNS上もロッテの新4番誕生に「サブローの再来」「茶ブロ~」「ラッキー茶谷」「持ってるな」と沸きに沸いた。

 茶谷は前日16日、オリックスとの首位攻防第1ラウンドでは「5番・一塁」でスタメン出場し、4回に左前へ安打。試合はわずか1得点で延長12回ドローに終わったが、その存在感は日に日に高まる一方。クリーンアップの中心に据える決断を下した吉井理人監督(58)は「バッティングが良い子。前からずっと考えていたけど、コーチに反対されていて(笑い)。やっと実現した」と采配的中にしてやったりの表情を見せた。
 
 茶谷は山梨の帝京三から15年ドラフト4位でソフトバンクに入団。ソフトバンクでは3年間で1試合のみの出場に終わり、18年オフに自由契約となったのち、19年にロッテと育成契約。同年オフに支配下契約となり、昨年は57試合に出場していた。

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