巨人・中川皓太 571日ぶり1軍マウンド復帰も“魔の8回” いきなり塩見弾浴び、防御率54・00

[ 2023年5月17日 20:50 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2023年5月17日    神宮 )

<ヤ・巨>8回途中、中川(左)に降板を告げる原監督 (撮影・西川祐介)
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 巨人の8年目左腕・中川皓太投手(29)が17日、2シーズンぶりに出場選手登録され、同日のヤクルト戦(神宮)で即リリーフ登板。失点の多い“魔の8回”に2番手として登板したが、いきなり最初の打者に本塁打されるなど2失点の“ホロ苦”復帰登板となった。

 ヤクルト戦初勝利となる今季3勝目を懸けて先発登板した山崎伊が7回5安打1失点と好投。中川は5―1で迎えた8回に2番手として登板した。これが2021年10月23日のヤクルト戦(東京D)にリリーフ登板し、1回を16球で3者凡退斬りして以来571日ぶりの1軍マウンド。その時がシーズン58試合目の登板だった。

 だが、最初に打席へ迎えた1番・塩見に投じた3球目、真ん中付近に入ったスライダーを右中間スタンドへ運ばれ、いきなりの被弾。続く青木に左前打、山田に右中間への二塁打と3連打で2点目を失った。村上を遊飛に打ち取ったところで、原辰徳監督(64)がベンチを出て3番手右腕・三上にスイッチ。三上が後続を抑えてそれ以上の得点は許さなかった。

 中川の投球内容は1/3回で打者4人に対して11球を投げ、3安打2失点。奪三振、与四死球ともになく、直球の最速は148キロだった。防御率は54・00となっている。

 中川は2019年から21年までの3シーズンで40ホールド23セーブをマークするなど、リリーフ陣の中心として活躍。昨季は腰痛の影響で登板がなく、オフに育成契約となっていたが、今月15日に支配下に復帰していた。

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