大経大「進撃の春」終わる 元阪神・高代新監督の就任初シーズンVならず2位「相手には闘争心が」

[ 2023年5月17日 20:30 ]

関西六大学野球最終節2回戦   大経大2―5大商大 ( 2023年5月17日    マイネット皇子山 )

<大経大・大商大>スタンドの応援団にあいさつする大経大・高代延博監督(撮影・後藤 正志)
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 首位で最終節を迎えた大経大が大商大に連敗し、2007年以来30季ぶり8度目となるリーグ優勝を逃した。

 大経大か大商大の勝ち点を挙げた方が優勝となる直接対決だった。侍ジャパンや阪神などでコーチを歴任した高代延博監督は、今年1月から指揮。就任初シーズンでの優勝にあと一歩届かず、「勝負事なので勝たないと寂しいなと感じる。相手は闘争心で上回っていた」と悔やんだ。

 執念の采配だった。同点の6回に1死満塁をピンチを背負うと、前日の1回戦で5回79球を投じた最速152キロ右腕の津田淳哉(4年)を投入。この回に2点を勝ち越されながら、直後の攻撃で1点差に迫るなどナインは諦めない姿勢を見せた。

 今春は8勝4敗の2位で終了。高代監督は「コーチ時代から含めると指導3年目になるが、長打力はついてきたのかなと感じる。練習では極端にやりなさいと伝えている。これからも、その継続です」と秋の雪辱を誓った。

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