ヤクルト高津監督が「いいね、育成出身組」と称賛!キューバ戦で松本友、松井、赤羽が躍動

[ 2023年2月21日 18:32 ]

ヤクルト高津監督
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 ヤクルトは21日、沖縄・浦添でWBCに向けて調整しているキューバ代表と練習試合を行い、4―10と大敗を喫したが、育成出身の苦労人たちの奮闘を称えた。

 ――「5番・左翼」で起用した松本友が2回守備の好プレーから始まり、打撃でも2安打1打点とアピールした。

 「打撃の内容も非常に良かった。アウトになった打球も自分のスイングができていたし、守備も大きかった。不器用で一つずつ、コツコツとやるタイプで。それでも凄く成長を感じるし、特徴のある打撃もしっかり振れるところはできている。去年、なかなか1軍でプレーする機会はなかったけど、ファームでもしっかりといい成績を残しているし、今回は(1軍キャンプも)途中からになったけど、期待を持てるプレーを見せてくれた」

 ――盗塁も決め、走攻守でアピールした?

 「走はないな(笑い)。まあ、打つ方が目立つ選手なので、そういう長所を伸ばしてほしい。本当に1軍で残ろうと思ったら、今言われたように、すべてそろって1軍の戦力になってほしいなと思う。本当に成長を感じてます」

 ――代打だったり、ユーティリティーとして期待する?

 「スタートを考えると、やっぱり育成から入ってきて、支配下になって、2軍で頑張って1軍に呼ばれて、こういう成績を何試合かかもしれないけれども残して、それが野球選手の成長だと思う。いい年齢(28歳)と言ったら失礼だけど、年数もかかって、ここの立ち位置まで来られたとことは、すごく評価していいと思う。レギュラーとなると、もうひと山もふた山を越さなければならないけど、ここまで来られたということはしっかり証明している」

 ――育成の松井も打った。

 「捕手って、なかなか難しいポジション。彼は外野もできるので、1軍に呼んでいろいろ試したりしてるところ。いいヒットも打ったし、ほぼ初めて見たけど、スイングも鋭くて思い切りがいい。守備とか、走塁とか見るとまだまだかもしれないけど、それも成長していく過程だと思っている」

 ――赤羽は見事なホームランだった。

 「育成出身の選手たちがいいね。成長してる証拠。非常に難しいことだと思うけど、たくさんライバルがいて、何とか支配下になってやる、1軍に残ってやるって気持ちは本当に伝わっています」

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2023年2月21日のニュース