西武・渡部に稼頭央監督から“一発指令”　右の大砲候補「結果を出して何とか生き残れるように」覚醒誓う

西武・渡部
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　西武・松井監督が20年ドラフト1位の渡部に、“一発指令”を出した。22日は宮崎・南郷キャンプ2度目の紅白戦。「打撃でアピールする気持ちはもちろんあるだろうし、3打席打てなくても、4打席目でホームランを打てばいい」と期待した。

　18日の紅白戦では「4番・一塁」で出場。初回2死二塁では隅田から先制の左前適時打を放った。今季からポイントを前に置き、飛距離アップを狙う渡部は「売りは長打。1本出れば楽になると思うので早く打ちたい」と目をぎらつかせた。

　プロでの本塁打はルーキーイヤーの21年に放った1本のみ。昨年は1軍出場がなかったが、指揮官は「彼が4番を打つのは、その期待感があるから」と覚醒を心待ちにしている。

　中村、山川に続く右の大砲候補。「結果を出して何とか生き残れるように」と危機感を力に変える。（福井　亮太）