Rソックス吉田が初ライブBP クルーバー相手に快音「いろいろいろなボールを見られてよかった」

[ 2023年2月21日 05:36 ]

初めてライブBPに臨み、コリー・クルーバー投手と対峙した吉田正尚外野手(撮影・杉浦大介通信員)
Photo By スポニチ

 メジャーリーグは20日(日本時間21日)、野手組も合流しての全体キャンプ初日を迎えた。すでに自主トレを続けていたレッドソックスの吉田正尚外野手(29)もフォートマイヤーズで改めてキャンプイン。チームメイトたちと一緒に汗を流した。

 この日の吉田はキャッチボール、守備練習などの後、フリー打撃では25スイングで5本の柵越えを放ち、パワーを改めて誇示した。

 その後、初めてライブBP(試合形式の打撃練習)に臨み、過去サイ・ヤング賞2度の大ベテラン、コリー・クルーバー投手と対戦。第1打席ではクルーバーの5球目、86マイルの変化球を奇麗に右前に弾き返した。第2打席は2球目を打ってまたも右前にヒット性の打球。第3打席は4球目を見た時点でクルーバーの球数が規定に達したか、そこで打ち切りになったが、全11球の中で打撃の上手さと選球眼の両方を披露した。

 練習後の吉田の一問一答は以下の通り。

 ――ついに野手組もキャンプイン。今の気持ちは。
 「みんなそろってユニフォームを着て、ミーティングでもたくさん紹介があって、その中で今日、無事スタートできたのはうれしく思います」

 ――打撃練習でも鋭い打球を飛ばしていたが、今の時点で大事にしていることは。
 「シンプルにタイミングと、あと自分がどう感じるか。イメージとのぶれがどう感じるかだけ、意識しながら入っています」

 ――ライブBPでは実績ある好投手のクルーバーと対戦した。
 「(クルーバーは)まだまだ調整だと思うんですけど、一流のピッチャーを相手に打席に立てて、いろいろいろなボールを見られたのでよかったと思います」

 ――カットボール、シンカーが得意なピッチャー。
 「打つべき球を今日は打てたかな。ボール球をしっかり見逃せましたし、そういうところは継続しながら、またその精度、質、強度を上げていければ、いいステップアップになるのかなと思います」

 ――自主トレを続けていたが、キャンプ開始で気持ちは違うか。
 「先に入っていましたのでスムーズにキャンプに入れたんですけど、今日も暑くて、自主トレよりはすごくたくさん人も入ってますし、またこっちの雰囲気というのも感じられました。移動もありながら、いろいろ頭に入れることも多く、皆さんともコミュニケーションを取れる範囲で取りながらやっていけたらと思います」

 ――日本でもWBC合宿が始まっている。今のWBCへの気持ちは。
 「引き続き強い気持ちを持ちながら、今、こっちでしっかり調整して、一気に上げないように、大阪での試合がユニホームを着ての最初の試合になると思いますので、そこに向けてしっかり調整できるようにしていきたいなと思います」

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月21日のニュース