【木田画伯の球界絵日記】今季就任の佐藤友亮コーチ 共通の恩師・須藤豊氏の言葉を胸にタッグ

[ 2023年2月21日 12:48 ]

今季から就任した佐藤友亮野手育成コーディネーター兼打撃コーチと須藤豊氏を描いた木田画伯
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 日本ハム・木田優夫2軍監督(54)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、今季から就任した佐藤友亮野手育成コーディネーター兼打撃コーチ(44)について。これまで同じチームになったことがない2人ですが、意外なところで縁がつながっていました。

 早いもので、2023年の春季キャンプも終盤になり、ファームは、今日から最終クールに入ります。

 今年はここまで、雨の影響が少なく、全体練習が室内練習になってしまったのは1回だけと、順調にメニューを消化できていて、例年に比べて、バッティング練習も、しっかりとメイン球場で行えていると思います。

 そして、そのバッティング練習を見てくれているのが、渡辺浩司打撃コーチと、今年就任した佐藤友亮野手育成コーディネーター兼打撃コーチです。

 渡辺コーチとは、一緒にファームを担当して、もう3年目になるので、今までもたくさん話をして来ましたが、佐藤コーチとは初めて同じユニホームを着ることになりました。

 去年、佐藤コーチがファイターズに入ることが決まった後、僕のスマートフォンに1本の電話がかかって来ました。

 電話に出てみると、声の主は、僕がジャイアンツに入団した時にファーム監督をされていた須藤豊氏でした。

 電話の用件は「友亮を頼む」ということでした。須藤氏には「頼む」と言われましたが、今シーズン、僕の方が、佐藤コーチを頼ったり、お願いしたりすることが多くなると思います。須藤氏の言葉である「明るく、厳しく、夢を持って」一緒に取り組んで行きたいと思っています。

 須藤氏と佐藤コーチは、昔から親交があり、須藤氏にとっては、教え子がファーム監督をしているチームに、教え子がコーチとして入ったようなもので、そのつながりがあり、電話をくださったのです。(日本ハム2軍監督)

 ○…木田2軍監督は現役だった巨人の若手時代に、1987年から3年連続で、当時の須藤豊2軍監督と一緒にアリゾナ教育リーグに参加した。89年には1軍がリーグ優勝も、右上腕の故障もあって後半戦は2軍生活。日本シリーズ直前のアリゾナで、須藤監督から「次の試合で結果を出したら帰国させる」と告げられながら、結果を残せなかった苦い思い出も…。これにより、近鉄相手に3連敗から4連勝という奇跡に参加できなかった。

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2023年2月21日のニュース