ダル 侍打者から立候補殺到 21日ライブBP登板「ダルさん」の球打ちたい!

[ 2023年2月21日 05:25 ]

侍ジャパン強化合宿 ( 2023年2月20日    サンマリン宮崎 )

キャッチボールするダルビッシュ  

 ダルさんの球、打ちたいです――。21日に実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板するダルビッシュの相手に、打者から立候補が殺到。栗山監督は対戦打者について「決めてあるので。(でも)皆、打ちたがっているのでうまく調整します。1回では終わらないと思う」と明かした。

 大リーグ所属選手は対外試合出場が、大会開幕直前の6日からと制限されている。ダルビッシュにとっては、実戦を想定する貴重な機会である一方、侍打者陣には、普段経験することのできない最高の舞台となる。合宿スタートから4日、投手だけでなく野手とも積極的に対話する姿勢で若手から「ダルさん」と慕われる日米通算188勝右腕。野手陣が「打ちたい」と熱望するのは当然だ。ダルビッシュはライブBPについて「死球を当てないように」と冗談めかして話していた。

 宮崎強化合宿休養日のこの日は、宮城とメイン球場を訪れて調整。午前10時過ぎに球場入りし約2時間半、非公開で練習を行った。栗山監督を「素晴らしい精度。びっくりした」と驚かせたのが、利き腕ではない左手でのキャッチボール。体のバランスを保つなどの理由で取り入れている練習で、相手のスタッフを「エグい、エグい、エグい」と驚かせ、曲がりの鋭いスライダーを投げる場面もあった。16年には古巣の日本ハムの練習場を訪れ、左手で中田翔(現巨人)の打撃投手を務めたこともある。

 宮城とのキャッチボールでは距離を70~80メートルまで延ばしたダルビッシュ。練習後は報道陣に親指を上げるサムアップポーズで「頑張ります」と短い言葉を残し球場を後にした。(神田 佑)

 ≪練習後は宮城とデート&宇田川さんを囲む会≫ダルビッシュは練習後にツイッターなど自身のSNSを更新。宮城と一緒にスワンボートに乗っている動画、写真をアップし「宮城投手とスワンボートデート」とつづった。その後の投稿では山本、宇田川、今永、高橋宏も含めた6ショットを披露。さらに「宇田川さんを囲む会に参加させていただきました!宇田川さん、ごちそうさまでした!」と合宿参加中の侍投手陣全14人との食事後の集合写真をアップ。若手選手と、つかの間のリラックスした時間を共有していた。

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