【阪神・才木×浜地ぶっちゃけトーク(2)】互いに尊敬している部分「探求心」「ずっと何かしている」

[ 2023年2月14日 05:16 ]

今季への意気込みや、ファンからの質問に答えた浜地(左)と才木(撮影・後藤 大輝) 
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 阪神の才木浩人投手(24)と浜地真澄投手(24)の16年ドラフト同期入団コンビが13日、本紙のWインタビューに応じ“アレ”へ向けて共闘を誓った。ともに伸び盛りの若虎は先発、中継ぎの軸として必勝リレーの結成を“公約”として力強く宣言。かつてはチーム内で不仲説もささやかれてきた2人が、ツイッターで募集したファンの質問に答えるなど、腹を割って語り合った。 (取材・構成=遠藤 礼)

 【才木×浜地ぶっちゃけトーク(2)】

 ――キャンプ、ここまでは順調。
 才木 順調ですね。実戦でも投げましたし。あとは実戦の感覚。鈍い感じがあるので、そこをもう少し投げていきながら上げていけたら。
 浜地 順調と聞かれれば分からないですけど、試行錯誤してます。トライアンドエラーを繰り返せている意味では順調かなと。
 才木 もう浜地は7年目のベテ(ラン)なんでね。
 浜地 一緒やけどな(笑い)。

 ――同期入団で同じ右腕。当初は意識していた。
 浜地 (悩みながら)う~ん…。
 才木 正直にちょうだい、正直に。
 浜地 嫌い!(笑い)。それは冗談として(指名)順位も一つ上でしたし、投げている球もすごいですし、純粋にすごいなと思って見ていました。
 才木 僕は最初の印象はよく分からない人物だなと。裏ではなんか考えているなコイツみたいな。でも、すごい器用だなと。野球に対して探究心も強いし、本を読んだり、野球の番組とか録画して見ていたり。僕はそういうことをしないんで、探究心が凄くあるなと。

 ――昨年の活躍を、お互いはどう見たか。
 浜地 才木は活躍すると思っていました。ずっと球も凄かった。
 才木 もっと(いい話を)ちょうだい、ちょうだい!
 浜地 リハビリ期間もずっとやっているのも見ていたし。ずっとトレーニングルームにいて、ずっとなんか、やっているみたいな。自分にずっと時間を使っているみたいな。どうなったら良くなるのかを考えながらやっているのかなとか。もともとのポテンシャルもあるので、それで練習もしていたらもっと凄くなるんだろうなと思っていたので。1軍でも抑えるだろうなと。
 才木 浜地も能力があるのは分かっていたし、50試合以上投げて防御率も1点台。えぐい!とかじゃなく、まぁまぁ、そうなるやろうなと。1年間投げたら、それぐらいの成績は残すだろうなと思っていました。浜地は野球脳が凄くあるので、試行錯誤をしながらできるんだろうなと。僕はそういうのがないので。今年もどんな成績を残すか楽しみですね。

 ――デビューもプロ初白星も才木投手が先だった。
 浜地 刺激はありましたよ。でも、悔しさもあったと思います。純粋におめでとうという気持ちが100%ではなかった。100%の気持ちで喜べるのは現役をやっている間はちょっと違うかなと思いますね。刺激はす凄くもらっていました。
 才木 僕の中では最初から一緒に頑張って上のレベルでやっていけたらと入団時からずっと思ってますね。今となっては僕は一歩遅れて、真澄が先に少し行ってますけど。でも一緒に活躍できるのが一番良いですね。
 浜地 ミートゥー。

 ――ここからはツイッターで募集したファンからの質問を。お互いに尊敬してる部分。
 才木 彼、本当に良い子なんですよ。本当に。さっきも言いましたけど、探究心、野球に対して求めるものが高いので、そこに対してどんどん試して変化をさせたりを、ポンとやるので凄いなと。
 浜地 ずっと何かしている。野球の動作、ストレッチ…。ずっといるやんみたいな。それが苦痛そうじゃない。その姿を見てきたので僕もそれに引っ張られているところはありますね。

 ――お互いの、うらやましいところは。
 才木 完全に野球脳、野球IQですね。僕は野球IQ皆無なので。全然考えられてないので、浜地はその部分は高い。
 浜地 シンプルにフィジカルのポテンシャルもそうだし、僕は真っすぐを投げてフォークで三振というスタイルに凄いコンプレックスがある。そこを体現しているのがうらやましい。そのスタイルをやりたいけど、できないので技術面でカバーするしかなかったので。能力で勝負できるのがうらやましい。これから経験とか上乗せされて…。なんか上から目線だな(苦笑い)。僕がやりたいピッチングをやってますよね。=(3)に続く=

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