八重樫幸雄氏 鈴木康二朗さんを追悼 王氏の756号本塁打打たれた時にバッテリー「まだ早い」

[ 2023年2月14日 05:00 ]

ヤクルト時代の八重樫氏
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 元ヤクルトの鈴木康二朗さんが、19年11月に肺炎のため70歳で死去していたことが13日、分かった。王貞治氏に節目の756号本塁打を打たれた77年9月3日の巨人戦でバッテリーを組んでいた八重樫幸雄氏(71)がスポニ本紙の取材に応じ、故人をしのんだ。

 まだ早い。びっくりしています。

 思い出としては、王さんに756号を打たれた時にバッテリーを組んでいたことと、84年のオールスターです。近鉄に移っていた鈴木さんも選ばれていて、私も監督推薦で初選出。前半戦最終戦でファウルが右手人さし指にあたって骨折していましたが、出場しました。

 試合前に鈴木さんとこっそり話して、“もし私に投げるようだったら、指が痛いから、変化球投げてくれ”と伝えました。いざ試合が始まって、代打で出場したら、マウンドには鈴木さん。そうしたら、変化球じゃなくて真っすぐがきた(笑い)。話したことを忘れてしまったのかは分からないけれど。そういう思い出があります。

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2023年2月14日のニュース