DeNAルーキーが“ONE TEAM”で飛躍トライ! 「タグラグビー」でコミュニケーションなど学ぶ

[ 2023年1月12日 05:30 ]

タグラグビーに挑戦する林(撮影・島崎忠彦)
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 俺たち「ONE TEAM」だ!DeNAの新人合同自主トレで初心者向けの「タグラグビー」トレが導入された。8日に行われたラグビー大学選手権決勝で対戦した帝京大と早大ラグビー部OBスタッフが発案。戦略作成など、本格的なトレーニングで一体感を高めた。

 横須賀市内の2軍練習施設「DOCK」での第1クール最終日。野球場には似つかわしくない「ナイストライ!」の声が響いた。約1時間、育成含む新人10選手が5人ずつの2チームに分かれて対戦。入寮時に伊勢神宮の神棚を持参した「お伊勢様」ことドラフト3位の内野手・林(駒大)が、50メートル5秒7の快足を生かしトライを重ね「(ラグビーは)初めてです。相手の動きを読んだりして、仲が深まったと感じます」と充実感を漂わせた。

 「ラグビーしようぜ」と発案したのは帝京大ラグビー部OBの住田ワタリ人材開発コーディネーターと、5年前からスタッフにコーチングなどを指導する早大ラグビー部OBの今田圭太氏(日本ラグビー協会)。8日の大学選手権決勝では両者の母校が対決したが、DeNAでは「ノーサイド」で、タッグを組んで新鮮なメニューを組んだ。今田氏は「ラグビーを通じ戦略を考え、コミュニケーション、チームビルディングを学ぶ」と狙いを説明。新人らを「センスがいい」と絶賛した。

 「楽しかった。いろいろ勉強し早くベイスターズの戦力になりたい」と林。ハマの若武者たちが、25年ぶりの日本一の戦力への飛躍にトライする。(大木 穂高)

 ◇タグラグビー ラグビーをもとに初心者向けに改良した競技。守備側は危険の多いタックルではなく、腰につけた着脱可能な「タグ」を取ることで攻撃を止めることができる。1チーム5人でプレーし、得点方法はトライのみ。タグを取った場合、相手に返すまでプレーに参加できない、取られた側はタグを返してもらい、腰に再び付けるまでプレーできないなどのルールがある。

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