福留孝介氏「少しでも力になりたい」 古巣・日本生命の特別コーチに就任 打撃技術や経験伝える

[ 2023年1月12日 04:32 ]

日本生命野球部特別コーチ就任し、外野ノックを打つ福留孝介氏(撮影:須田 麻祐子)
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 中日や阪神、米大リーグで活躍し、昨季限りで現役を引退した福留孝介氏が社会人チーム・日本生命の特別コーチに就任した。単年契約で月に5度程度の指導を予定している。11日に大阪・貝塚市内の同社グラウンドで初指導し、「プロ野球とは違った新鮮な気持ちで野球を教えたい。僕自身が勉強したいという思いもある」と抱負を述べた。

 同社は96年から3年間所属した古巣で、当時同僚だった梶田茂生監督から就任要請を受けて受諾した。指導初日は25年ぶりに赤い練習着を着用し、選手のキャッチボール相手や外野ノックのノッカー役などを務めて盛り上げた。同社は15年に都市対抗と日本選手権を制した名門。しかし、直近2年連続で都市対抗出場を逃しているだけに、「少しでも力になりたい」と打撃技術や自身の経験を伝えていく考えだ。「社会人野球は一発勝負の世界なので、そこに懸ける選手を見て勉強し、今後の自分の経験にしたい」。2月からは同社の野球教室にも参加するなど、野球振興活動にも取り組んでいく。(河合 洋介)

 ▽社会人野球の“元プロ野球”コーチ 近年では宮本慎也氏(ヤ)が20年から日本新薬で臨時コーチとして指導。井端弘和氏(中、巨)は20年からNTT東日本で臨時コーチの後、22年からコーチでベンチ入りしている。吉見一起氏(中)は21年に古巣・トヨタ自動車のテクニカルアドバイザーに就任。谷佳知氏(オ、巨)も同年、東芝のエグゼクティブアドバイザーに就任。22年3月には鳥谷敬氏(神、ロ)がパナソニックとコーチ契約を結んでいる。

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