ロッテ新コーチ・黒木知宏氏「一回、多分、壊すと思います」と“ブルペン改革”を宣言 人数倍増計画も

[ 2022年11月13日 21:12 ]

黒木知宏氏
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 1軍投手コーチとして古巣ロッテへの復帰が決まった“ジョニー”こと黒木知宏氏(48)が13日、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(61)がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「Paravi presents 石橋貴明のGATE7」(日曜後8・00)にゲスト出演。「一回、多分、壊すと思います」と“ブルペン改革”を明かした。

 これまで何度もゲスト出演してきた同番組に2週連続で出演。この日は石橋から「どこを一番改革していこうかな?と」と投手コーチとしてのコメントを求められると「ブルペンですかね」と即答。「ブルペン強くしたいですね」と続けた。

 そして、「だいたいシーズン中だと6もしくは7人でベンチ入りをしながら待機するんですけど、その×2。倍ですね。だから12人から13人、14人ぐらい」とリリーフ陣の人数倍増計画を明かし「うまく回るように。フレッシュな状態で。当然、選手は1年間ずっと(1軍に)居続けたいのは分かるんですけど、チームが勝つためにフレッシュな状態で選手たちがうまく回れるような感じになってくれたらベストだと思うんですよね」と1、2軍のメンバーをシーズン中にうまく入れ替えながらブルペン陣を整備したい考えを明かした。

 同じ投手出身の吉井理人新監督(57)とも「来年どうしようか」という話をすでに何度かしているそうで「まぁ、一回、多分…壊すと思います」とキッパリ。リリーフ陣を一度“解体”してメンバーを選び直すことを示唆した。「当然、今まで頑張ってきた選手に配慮はします。もちろん配慮は絶対にしなきゃいけないんですけど」とした上で「下から突き上げてくるであろうって選手はいるので。その突き上げてくる選手と今まで頑張ってきた選手たちのバランスを取りながらより強固なブルペン構成をしていかないといけない」とした。

 セ・パ両リーグの優勝チームであるヤクルト、オリックスを見ても「ブルペン強いとなんとか戦える」と改めて痛感したという黒木氏。1試合の9イニングを考える中で4、5、6回の中盤を重視する考えも披露し「4、5、6のゲームがちょっと崩れた時にそれを止めるピッチャーがほしいですね。ビハインドで投げるピッチャーって凄いイヤなんですよ、それも4回、5回とかに。でも、そこでたとえば点数を追加されて5点、6点、7点ってビハインドになるともうゲーム終わっちゃうんですよね。でも、そこをしっかりと抑えていって、その間に自軍が1点ないし2点取って1点ビハインドとか同点とかになると戦える。だから一度“止める”っていう作業をしないといけない。そこに強いピッチャーをつくっていきたいっていうのがある」と熱弁。現在のリリーフ陣から来季は誰かを先発に転向させる可能性についても「可能性はゼロじゃないと思いますね」としていた。

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2022年11月13日のニュース