【ダルと一問一答】好投もリーグ優勝決定S敗退「選手、この球団、サンディエゴはすごく自信がついた」

[ 2022年10月24日 09:52 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦   パドレス3―4フィリーズ ( 2022年10月23日    フィラデルフィア )

フィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦で力投するダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が23日(日本時間24日)、フィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発し、7回途中4安打2失点と好投。勝利投手の権利を持って降板したが、その後に逆転を許してチームの敗退が決まった。MVPには今シリーズ、打率・400、2本塁打、5打点を挙げたフィリーズのハーパーが選ばれた。試合後、ダルビッシュの主な一問一答は以下の通り。

 ――ゲームセットの瞬間の気持ちは。

 「普通に終わったなという、今年はという感じでした」

 ――雨、風、気温とコンディションが悪い中、7回途中2失点。

 「雨もそうですし、気温もそうですし、ボールも濡れていたりとか、マウンドでスパイクに土がいっぱいついて踏ん張れなかったというところがあって、ちょっとメカニクスを変えなきゃいけないというところがあったんですけど、真っ直ぐも投げられない状況で試合を作ることはできたのでそこは良かったと思います」

 ――チームは24年ぶりのリーグ優勝決定シリーズまできたが、あと一つ及ばず。

 「評価としてはポストシーズン始まる前、全然高くない中でみんなでメッツ、ドジャースの強いチームに対して勝てたので、24年ぶりというのもありますし、何より選手、この球団、サンディエゴはすごく自信がついたんではないかと思います」

 ――今季を振り返って。「早かったですね、すごく。自分がやることに集中していて野球だけという感じだったので、そのなかでチームの中でいろんな人間関係ができたりとか、すごくいい友達がたくさんできたりとか、いろんないいことがたくさんあった年だと思います」

 ――今年新たに得たものは。

 「野球への集中の仕方というのは自分の中ですごくつかんだというか、こういう形で野球に対して取り組めばいいんだなというのは、この年になってですけど、やっとわかったような感じはします」

 ――来年に向けてこのオフは。

 「もう1回、体を鍛え直してシーズン後半、トレーニングしっかりできかったりとかそういうところもあったので、ちょっとだけ休んでトレーニングをまたしっかり始めて来年いい状況で帰って来れるようにしたいと思います」

 ――スアレスが投げ、ハーパーが打った結末。この戦いを通じて。

 「レベルの高い最高峰の舞台で、みんながどうしても勝ちたいという試合をしているので、バッターもシーズン中とは違ったりとか、そういうところがすごくあって勉強になりました」

 ――そこから学んだものは。

 「野球選手として、プロ野球選としての野球への取り組み方というところですかね」

 ――来シーズン自身への期待は。

 「期待もありますけど、もちろん不安もありますよね。年齢もありますから。いつどこで急にガクンとくるかもわからなし、でもそうならないようにある程度、オフシーズンをどうやって過ごそうというのは考えているので、それをしっかりやっていきたいと思います」

 ――チームとしてきょうの悔しさは。

 「悔しいと思いますよ。悔しいと同時に自分たちがここまで来たんだという満足感というのも、ファンの方からすると何を言ってんだと思うかもしれないですけど。やっぱり80何勝というところでここまで来たので。そういうところはすごくあると思いますね、みんな」

 ――来年もドジャースを倒してということになると思うが。

 「もちろんそれは。この前DS(地区シリーズ)ではドジャースに勝ちましたけど、シーズンではボロ負けしているので。そこでしっかり勝って、ポストシーズンでもドジャースに勝ってというところが一番の目標ですけど、自分はトレードされる可能性もあるので、オフシーズンに(笑)。そんなに強くは言えないです」

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