阪神移籍・渡辺諒 二塁定位置獲りを堂々宣言!「開幕レギュラーが一番の恩返し」右打ちの利点生かすぞ

[ 2022年10月24日 05:15 ]

入団会見後、ポーズをとる(左から)阪神・高浜祐仁、渡辺諒
Photo By 代表撮影

 日本ハムとの2対2のトレードで阪神に移籍した渡辺諒内野手(27)、高浜祐仁内野手(26)が23日、兵庫県西宮市内で入団会見に臨んだ。背番号はそれぞれ「25」と「43」に決定。渡辺はレギュラー不在の二塁の定位置獲りを宣言し、高浜は外野守備も視野に1軍定着を期した。

 18日の発表から5日。タイガースカラーの黄色のネクタイで会見に臨んだ渡辺諒が二塁のレギュラー獲りを力強く宣言した。

 「開幕戦にしっかりレギュラーとして…。それが一番の恩返しだと思う。レギュラーとして活躍して、リーグ優勝、日本一に少しでも貢献できるように頑張りたい」

 日本ハムでは19年に11本塁打を放ち、強打の二塁手として名を上げた。特にストレートに強く「直球破壊王子」の異名を持つ。今年は4月に右太腿を肉離れするケガもあり、21試合の出場。心機一転の思いは強い。

 「セカンドとして出ていた。そこを目指してキャンプから“絶対、セカンドを獲るんだ”とイメージして取り組んでいきたい」

 来季の二遊間の有力候補は中野、糸原、小幡、高寺ら左打者が多い。岡田新監督は左腕を打ちあぐねた今季の結果を憂慮しており、右打ちはアドバンテージになるはずだ。

 東海大甲府2年だった12年夏の甲子園では19打数6安打、1本塁打、3打点で4強入りに貢献。「あの活躍があったから今の自分があると思う。交流戦でやらせてもらった時にすごい“圧”を感じた。それをホームで味わえるのは、すごい力になる」。猛虎1年目から定位置を奪取し、再び聖地で躍動する。(山添 晴治)

 ◇渡辺 諒(わたなべ・りょう)1995年(平7)4月30日生まれ、茨城県出身の27歳。東海大甲府では2年夏に甲子園出場。13年ドラフト1位で日本ハム入り。6年目の19年に正二塁手で規定打席に到達。1メートル78、86キロ。右投げ右打ち。

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2022年10月24日のニュース