巨人2位指名、慶大・萩尾 NEXT「すごかもん」ヤクルト・村上に続くぞ!!熊本出身スラッガー

[ 2022年10月24日 05:30 ]

巨人・水野スカウト部長と握手を交わすドラフト2位指名の慶大・萩尾(左は慶大・堀井監督、右は巨人・脇谷スカウト)(撮影・会津 智海)
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 次の「すごかもん(凄い人)」は俺ばい!!巨人からドラフト2位で指名された慶大・萩尾が、横浜市の同校グラウンドで指名あいさつを受けた。熊本県出身の右打者は「地元の方が凄い巨人ファンだから頑張ってくれという言葉は頂いた。期待に応えられるように」と意気込んだ。

 偉大な選手を数多く輩出してきた地で育った。球団OBの「打撃の神様」こと川上哲治をはじめ、驚異の身体能力を誇り、89年に西武でトリプルスリーを達成した秋山幸二、平成唯一の3冠王・松中信彦も熊本の出身だ。令和初の3冠王に輝いたヤクルト・村上は1学年上で、文徳時代は何度も対戦した。萩尾は「熊本では誰も知らない人なんていない選手だった」と村上を尊敬し「絶対プロに入って同じ舞台で戦いたいと思っていた」と意識する。

 早慶戦を残す東京六大学野球の秋季リーグ戦では現在、打率・429、4本塁打、17打点で3冠。「日本一に向けての試合もまだまだ残っているので、そこに向けて全力を尽くしていきたい」と優勝の可能性も残っている戦いへ、モチベーションが上がっている。水野雄仁スカウト部長は「勝負強さが出てきている。足もあるし、非常にレギュラーを獲る可能性を持っている」と評価。まずは大学で有終の美を飾る。

 即戦力候補の強打の外野手。ドラフト1位の高松商・浅野とは俊足で右打ちの外野手など共通点が多い。「木製バットでしっかりこの4年間経験しているというのは、凄く大きいと思う」と自負も見せる一方で「2人で巨人を強くしていきたい」と共闘を誓った。
 「巨人というチームは強くなきゃならないと思っている。少しでもそこに貢献できれば。自分の中ではトリプルスリーを目指してやっていきたい」。熊本の次のヒーローに名乗りを上げた。(小野寺 大)

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