沢村賞 オリックス・山本由伸が史上6人目、パ初の2年連続受賞 堀内委員長「対抗馬がいない」全会一致

[ 2022年10月24日 17:00 ]

2年連続で沢村賞を受賞し、色紙を手にガッツポーズを決めるオリックス・山本(球団提供)
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 沢村賞の選考委員会(堀内恒夫委員長)が24日、都内のホテルで開かれ、パ・リーグの投手4冠に輝いたオリックス・山本由伸投手(24)が全会一致で選出された。

 山本は昨年に続いて2年連続の受賞。2年連続受賞は17、18年の菅野(巨人)以来、史上6人目。

 元巨人監督の堀内委員長は「対抗馬がいないし、1人しか選びようがない。選考は楽かも知れないが、寂しい気もする」とし、山本と争う投手の出現を願っていた。

 沢村賞の選考基準は(1)25登板以上(2)完投10試合以上(3)15勝以上(4)勝率6割以上(5)200投球回以上(6)150奪三振以上(7)防御率2・50以下、の7項目。

 山本はこのうち、(1)と(2)を除く5項目をクリアした。

 2年連続で受賞した山本は「シーズンを通して一番いい成績を残した先発投手に贈られるイメージなので、素直にうれしくおもいます。1年間を評価してくれる賞なので、やりがいを感じます」と喜びのコメント。2年連続受賞はパ・リーグでは初。来年以降についても「より高みを目指して、もっといいピッチャーになるために、もっともっと野球と向き合いたいと思います」と話した。

 なお、沢村賞の選考委員は5人だが、元ロッテの村田兆治氏(72)が選考委員を辞退することが発表された。元広島の北別府学氏(65)は病気療養中のために欠席。山本を賞に推薦する文書を寄せ、「来年は必ず選考委員会に参加したい」とした。

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