中大エース・西舘リーグ戦初完投勝利 花巻東出身3年生右腕 8回まで無安打投球

[ 2022年10月5日 13:30 ]

東都大学野球秋季リーグ   中大3―1青学大 ( 2022年10月5日    神宮 )

<中大・青学大>青学大に勝利を挙げガッツポーズする中大・西舘(撮影・藤山 由理)
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 勝ち点2で第4週を迎えた中大は、首位の青学大に先勝した。

 先発の右腕・西館勇陽(3年=花巻東)が3安打1失点でリーグ戦初完投の好投を見せ「直球でファウルを打たせて、変化球でカウントを取れた。自分のピッチングでずっと試合を進められたと思います」と汗をぬぐった。

 最速154キロの直球とカーブの緩急で8回まで無安打投球。快挙達成も見えた9回は、先頭打者に左翼線二塁打を浴びるなど3安打を許して1失点したが、「特に意識せず、一人一人だと思って。先頭は打たれてしまったが、3点差あったので打者勝負でいきました」とリードを守り切った。

 1メートル83、79キロの右腕。自己最速は155キロを誇り、来秋ドラフト候補にも挙がる。この日は試合中盤から雨が降り、徐々にマウンドもぬかるんだが、いつもの6歩半の歩幅を半歩狭めた。「滑ったりスパイクが重くなったりしたので、地面を強く蹴られるように工夫した」と対応能力の高さも見せた。
 

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