楽天の守護神・松井裕が今季初のセーブ失敗 浅村が犠打を試みる執念も実らず逆転負け

[ 2022年8月30日 22:20 ]

パ・リーグ   楽天2―3オリックス ( 2022年8月30日    楽天生命パーク )

<楽・オ>9回、西村に逆転打を打たれしゃがみ込む松井裕(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 楽天が3位・オリックスとの直接対決の初戦で痛恨の逆転負けを喫した。

 先発・則本は3回まで無失点に抑えていたが、1点リードの4回に先頭の大城、中川圭、吉田正に3連打を浴びて2失点。あっさり試合をひっくり返された。ただ、打線は直後の攻撃で1死一、二塁のチャンスをつくり、石井監督はスタメンマスクをかぶった太田に代えて代打・渡辺佳を送り込んだ。この采配が的中。渡辺佳が2点適時打を放ってすぐさま逆転に成功した。

 さらに指揮官は動いた。2失点だった則本を4回で見切って、5回から継投策に。バッテリーごと交代させて、逃げ切りを図った。ところが、1点リードの9回に守護神・松井裕が2四球を与えて2死一、二塁のピンチを招き、西村に右中間への2点適時打を浴びた。松井裕にとって今季初のセーブ失敗となった。

 直後の攻撃では無死一、二塁の場面で浅村が自らの判断で犠打を試みるも捕邪飛になって失敗。無得点に終わり、執念も実らずに勝利を逃した。オリックスとのゲーム差は1・5に広がった。

 以下、石井監督の試合後の一問一答。

 ――9回に逆転された。
 「松井でやられたらしょうがない。ここまでずっと抑えてくれたので、また明日から頑張ってもらえれば」

 ――9回の攻撃で食らいついた。
 「みんな勝ちたいという気持ちがあった。あっさり終わらず、食らいついていくところを出してくれた。(浅村のバントは)自分の判断でやった」

 ――則本は4回2失点。
 「前回より良くなっていたけど、勝っていくためにあそこでスイッチした」
 
 ――明日に向けて。
 「一戦一戦しっかり戦って、目の前の試合に勝利する。一丸となってやっていきたい」

続きを表示

2022年8月30日のニュース