阪神・矢野監督 「近本が帰ってきたのが大きい」「西純はボールを操っていた」

[ 2022年8月25日 22:55 ]

セ・リーグ   阪神5―0DeNA ( 2022年8月25日    京セラD )

<神・D> 初回2死満塁、相手の押し出し四球で生還した三塁走者・中野(51)を迎える矢野監督(左) (撮影・後藤 大輝)
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 阪神がDeNA戦の連敗を5で止めた。1点優勢の3回に大山と糸原の適時打などで3点を挙げ、試合を優勢に進めた。投げては先発の西純が6回4安打無失点で5勝目を挙げた。借金2の3位。

 試合後の矢野監督と報道陣のやりとりは以下の通り。

 <テレビ・インタビュー>

 ―完封リレーで勝利。西純は6回4安打無失点。
 「ボールをしっかり操っている感じはあった。投球内容にも余裕…とまではいかないかもしれないけど、しっかりボールを操ってバッターに向かって行っている感じがあった」

 ―前回の連敗も西純が止めた。
 「そうですね。2軍から上がってきてからは、いい投球を見せてくれている。残り試合も、きょうみたいな投球をやってくれたらうれしい」

 ―3年目の西純が8月末で5勝目。
 「シーズン通して(の活躍)は、まだ今シーズンもできなかったけど、今後を含めてね、タイガースの先発を引っ張るってくような素材だと思うんで。大きく育ってもらいたい」

 ―7回から継投に入り、岩崎を持ってきた。
 「優(岩崎)は、一番後ろでやっていたけど。まあいろいろ考えながら、優のいいところで使って行きながら…というふうに考えて、7回に使った」

 ―打線がつながって2桁安打。バッティング内容について。
 「毎日これぐらい打ちたいですよね」

 ―帰って来た3人、1番中野、3番近本、5番大山。それぞれが持ち味を出した。
 「その中で輝(佐藤)が打ち損じであったり、結果が出なかったんでね。バッティング練習の状態はだいぶ良くなってるんでね。その中に、他のメンバーも入って行ってくれたらうれしい」

 ―佐藤輝明選手に当たりが出始めると打線が完全につながる。
 「まあまあ、もちろんね、相手のあることなんでそんな簡単ではないけど、でも点を取るというのがウチの課題なんで、打線がちょっとでも状態が上がるようにがんばりたい」

 ―京セラドーム大阪で勝利した。
 「京セラで、なかなか勝つ試合ができなかったんで。そういうところでは最後になったけど、一つ勝てて、あしたから名古屋で戦ってきます」

 ―中日は大野雄大が先発。
 「まあ、点を取らないと勝てないんでね。ピッチングの方は勇輝(西)に頑張ってもらって、打線でどう点を取っていくか、そこをしっかりやっていきたい」

 <ペン取材>

 ―西純に成長の跡。
 「まあまあ成長ってね。(力がある分)期待値をもうちょっと高く持っちゃうんで。でも、自分のピッチングはこうなんだっていうのが、今年の中ででき上がっていきそうな感じがあるんで。いつもは真っすぐとフォークと思うけど、きょうは結構スライダー系をうまく使えたので。そいういうところで幅は広くなる感じがする。いい形にはなってきているかな。

 ―2軍調整前との変化をどう感じているか。
 「カウントをね、追い込めるというか、稼げる球種が増えてこないと、ピッチングって単調になっちゃうので。そういうところでは、今日はスライダーでカウントを取れたり、スライダーで勝負できたり。逆にそれを意識することでまっすぐ、フォークも使えるので。カウント球が増えてるというか、操れている。そこらへんかなと思う」

 ―近本に当たりが戻ってきた。
 「戻ってきたって、帰ってきてそんなに経っていないので。そういうところでは1本より2本、2本より3本と出ることで、本人も乗っていけると思う。俺、あんまりチームのキーとか、ポイント(になる選手)って言ってこなかったと思うんだけど。でも、拓夢(中野)と近本はうちのポイントになるので。その辺りが出るとね、もちろんチャンスが増える。それは今日の試合もできているんでね。やっぱ近本が帰ってきたのが大きな、チームの形というのができることになるので」

 ―完封リレーをした。
 「そりゃ取られるよりゼロでいけた方がいいし。もちろん勝ちパターンのピッチャー抑えることはもちろん、今日みたいに、タラちゃん(アルカンタラ)もコバ(小林)もしっかりいってくれたし。優(岩崎)も、ちょっと嫌な流れになりそうなところを粘ってくれた。それぞれがしっかりやってくれたかなと思う」

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