阪神・北條　満塁で2点打「めっちゃ詰まったんで…手折れたかなと」

セ・リーグ   阪神3―2広島 （ 2022年7月6日    甲子園 ）

＜神・広＞ヒーローインタビューで質問に答える北條（中央）（代表撮影・坂田　高浩）
Photo By スポニチ

　阪神が逆転勝ちで3連勝とし、今季2分けを挟んで9連敗中だった広島から今季初勝利をもぎ取った。2点劣勢の4回2死走者なしから近本がマートンの持つ球団記録に並ぶ30試合連続安打を放つなど満塁の好機を作って北條がしぶとく左前に落とす2点適時打で同点。山本の中前適時打で逆転に成功した。先発の西勇は7回途中2失点の力投で5勝目。投打がかみ合い、ようやく天敵に一矢報いた。

　西勇との一問一答。

　―1カ月ぶりの白星
　「2週連続自分の中で続けて打たれてましたし、チームに迷惑かけて。チーム的にも広島に負け続けていたので、何とか最少失点でと思いながら投げていきました」

　―投球内容は
　「ホームラン打たれた後から冷静にいくこともできましたし、前々回に広島で打たれてましたけど、梅野の配球がちょっと変わっていたなというのがすごく感じましたし、その変わった配球をしっかり自分が投げきることができたのでよかったと思います」

　―4回に打線がつないで逆転してくれた
　「その前の回から守備でもすごく盛り立ててくれましたし、本当にこの2人が常に声かけてくれて、守備でもバックアップしてくれたりとか、本当に助かっている部分の中で、2アウトから得点を取れたってことがでかいですし、普段から朝早く来て頑張っている姿を見ていると、こういうところで活躍するとすごくうれしく思いますし、今後も頑張って続けて欲しいなと思います」

　―次の登板も期待
　「頑張ります！ありがとうございました！」

　北條との一問一答。

　―今季甲子園のお立ち台は
　「初めてです」

　―景色は
　「今年めっちゃ暗いな思って。でも携帯のライトがめっちゃきれいやなと思います。きれいです」

　―4回2死満塁でまわってきた
　「試合前から6番ということで、近本に“2アウト満塁とかちょっとプレッシャーかかる場面でまわってくるぞ”みたいな感じで言われてたんで。いらんこと言いやがってと思いながら、ホンマにその通りになったんで。でも打ててよかったです」

　―打った手応えは
　「手応えですか？　手応えは、めっちゃ詰まったんで…手折れたかなと思いました」

　―西勇が普段の生活も含めて褒めていた
　「規則正しい生活は、やっぱりああいうヒットにつながるなと思います（笑い）」

　―その後の山本の決勝打は
　「え？　まあ別に何とも思っていないですけど（笑い）」

　山本との一問一答。

　―山本は北條の打撃をどう見ていたか
　「2アウト満塁で、ビッグチャンスだったので。何とかジョー（北條）なら打ってくれると、信用していました」

　―自らの一打を振り返って
　「ジョーが必死になってつないでくれたので、僕もつながなきゃという思いで打席に入りました」

　―打った手応えは
　「あまりいい当たりではなかったので、どうかなというところだったんですけど。抜けてくれて、勝ち越せてうれしかったです」

　―広島戦初勝利
　「今季初めて勝ったということで、どんどんこの流れをしっかり続けていきたいと思います」

　―今後に向けて
　「守備で貢献するのは僕の中でも当たり前だと思うので、もっともっと打撃で貢献して、チームに勢いを付けられるようにやっていけたらと思います」

　北條との一問一答。

　―北條に締めてもらいましょう
　「きょう試合早く終わったんで、みんな飲んで帰ってください！　ありがとうございました！」