巨人ウォーカーがついに補殺を記録 ノーバン返球で勝ち越しの本塁生還阻止 “師匠”亀井コーチも大喜び

[ 2022年6月28日 19:29 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2022年6月28日    山形 )

<巨・中>初回、二塁打を放ち、ポーズをとるウォーカー(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 巨人のアダム・ウォーカー外野手(30=米国)が中日戦(山形)で走者の本塁生還を2度阻止し、来日初補殺を記録した。

 「3番・左翼」で先発出場。1―0で迎えた2回、1死一塁で高橋周の左前打を処理して遊撃の坂本経由で一走のA・マルティネスを本塁で刺すと、1―1で迎えた4回、2死一、二塁では石橋が左前打を放ち、二走・阿部は三塁ベースを蹴って本塁へ。打球を処理したウォーカーは、中継に入った遊撃手の坂本を見つつも果敢に直接バックホームした。すると、ノーバウンドで捕手の大城にボールが届き、タッチアウト。このプレーに中日・立浪監督がリクエストし、審判団によるリプレー検証が行われたが、判定はそのまま。ウォーカーは出場72試合目で初の補殺を一気に2つ記録した。

 開幕から守備に難があるとされてきたウォーカーだったが、昨季まで現役だった“名手”亀井善行外野守備兼走塁コーチ(39)と重ねてきた連日の特訓が実を結び、19日の中日戦(バンテリンD)では京田のライン際に切れていく難しい飛球をダイビングキャッチ。25日のヤクルト戦(神宮)でも山崎の打球をダイビングキャッチと超ファインプレーを見せ始めていた。直接刺した4回のプレーには、ベンチで見守っていた“師匠”の亀井コーチもマスク越しにもハッキリと分かる満面の笑み。陽気な新助っ人の補殺にベンチは大盛り上がりだった。

続きを表示

2022年6月28日のニュース