ロッテ・助っ人外国人が“大好物”東京Dで大暴れ!レアード10&11号にマーティン5&6号

[ 2022年6月6日 05:30 ]

交流戦   ロッテ10―4巨人 ( 2022年6月5日    東京D )

<巨・ロ>2回、同点2ランを放つレアード。投手・山崎伊(撮影・河野 光希)
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 試合前までリーグ5位の30本塁打と苦しんでいたロッテ。先発・本前が初回先頭からまさかの2者連続弾を浴びると、この日は空中戦で応酬した。20年7月28日の楽天戦以来となる1試合5発で今季最多10点を奪い、痛快な逆転勝ちを収めた。

 まずはレアードだ。2回無死一塁で左中間に同点の10号2ラン。「本前のためにも同点にして次の回のマウンドに上がってほしかった」と笑った。3回も勝ち越しの中犠飛を放ち、9回はこの日2本目の11号ソロをバックスクリーンに運んだ。

 日本ハム時代も含め東京ドームは通算51試合で打率.297、22本塁打。「球がよく見え、よく飛んでいく。打球が上がればフェンスを越えるイメージがある」と言う。パ・リーグの本拠球場でなくシーズンの試合数も限られるが、50本のZOZOマリン、札幌ドームの46本に次いでアーチを量産している。

 5回にはマーティンと佐藤都にソロが出た。特にマーティンは3回の打席で左ふくらはぎに死球を受け、グラウンドに倒れ込んだが出場を続けた。先頭で回ってきた5回の打席で右翼バルコニー席の壁に直撃する5号ソロ。8回も右翼に6号3ランを叩き込んだ。

 マーティンにとっても東京ドームは通算7試合で打率.400、4本塁打と得意の舞台。笑顔が女優の広瀬アリスにそっくりな助っ人は「足は痛かったけど、最後は自分のプレーができた」と誇らしげに胸を張った。レアードとのアベック弾は通算8度目。球団助っ人による「アベックマルチ弾」は4組目の快挙となった。

 まだまだ借金8で5位に低迷しているが、連敗を3で止めた試合後、井口監督からは久しぶりに笑い声が響いた。「うちは両外国人に頼っているところがあるのでね」。上位浮上に向けて鍵を握るのは、やはりレアードとマーティンの打棒だ。(横市 勇)

 《15年クルーズ&デスパ以来球団12度目》ロッテはレアード、マーティンが2本塁打の活躍で8度目のアベック弾。ロッテで複数打者がマルチ本塁打は15年5月21日西武戦のクルーズ、デスパイネ以来12度目。交流戦では2度目になるが、巨人戦は初となった。また、助っ人同士では79年9月11日日本ハム戦、80年10月3日近鉄戦のリー、レオン、06年6月3日広島戦のフランコ、ベニー、前記のクルーズ、デスパイネに次ぎ4組目、5度目だ。なお、レアードは東京Dで22本塁打。球場別ではZOZOマリン50本、札幌D46本に次ぐ3位とパ6球団の本拠地以外では最多本数となっている。

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