東北福祉大の“秘密兵器”1年生 155キロ右腕・堀越が全日本大学野球選手権で全国デビュー

[ 2022年6月6日 05:30 ]

東北福祉大・堀越
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 第71回全日本大学野球選手権は6日、神宮と東京ドームで開幕する。5日は都内で各大学の監督と主将が出席し、記者会見が行われた。7日に九州共立大と対戦する東北福祉大は、最速155キロ右腕・堀越啓太投手が1年生ながらベンチ入り。「秘密兵器」の全国デビューに注目が集まる。

 3年連続で投手がプロ入りしている東北福祉大に、新たな剛腕が現れた。花咲徳栄(埼玉)から加わった堀越は、救援投手として今春の仙台六大学リーグの優勝に貢献。大学OBで、元西武外野手の大塚光二監督は記者会見で「彼は怪物。160キロは(将来的に)多分いくと思う。津森(ソフトバンク)とか山野(ヤクルト)とか椋木(オリックス)の1、2年目を見てきたけど超えている」と潜在能力を絶賛した。

 急成長で全国舞台のベンチ入りを果たした。1メートル83の右腕は高校時代に甲子園出場経験はなく、最速147キロ。卒業後に体重を5キロ増の92キロにサイズアップし、球威も増した。5月23日の仙台大戦では1イニングで投じた23球の直球のうち、20球が150キロを超えた。

 同じ変則サイドの巨人・大勢の投球動画を繰り返し視聴しており「腕が低くて球が速いところが似ているので投げる時にイメージしている」と目を輝かせる。阿部主将も「全国の野球ファンに衝撃の一球をお見せできると思います」と太鼓判を押した。(柳内 遼平)

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2022年6月6日のニュース