巨人・赤星 鉄仮面の内に秘めた熱い思い 大学でコーチとして指導した加藤康介さん明かす

[ 2022年4月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人9―5阪神 ( 2022年4月3日    東京D )

<巨・神>力投する先発の赤星(撮影・河野 光希)
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 鉄仮面の内には熱い思いも秘めている。巨人・赤星を日大OBで、ロッテなどで投手として活躍した加藤康介さん(43)は赤星の大学3年途中からコーチとして指導してきた。ポーカーフェースの右腕は加藤さんいわく「クールを装いながらもハートは熱い。野心家」。開幕ローテーション入りにも驚きはないといい「自分にイメージしている部分をちゃんと持っている。自信もあったと思う」と笑った。

 初めて投球を見た際は「雰囲気というか、投げている感じも周りの子たちと全然違ったので間違いなくプロに行くだろうなと」。既に力感のないフォームで投げていたため、技術的な指導はあまりせず。「本当に困った時だけ、泣きそうな顔をして“すいません、どうしたらいいですか?”と来た。そういう時だけ僕に頼る感じだった」と懐かしんだ。

 3月20日の楽天戦をテレビ観戦し「(開幕ローテーションが)現実味を帯びてきて、かなり必死なんだなと、つかみ取りたいと本気で思っているんだろうなと凄く感じた」と熱い思いが見えたという。プロ2戦目で見事に勝利。加藤さんは「とにかくケガをしないように一年間頑張ってほしい」と活躍を願った。(巨人担当・小野寺 大)

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2022年4月4日のニュース