オリックス・吉田正 決勝適時打で3連勝 目の前で3番・紅林申告敬遠も「自分のスイングを心掛け」

[ 2022年4月4日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4ー2日本ハム ( 2022年4月3日    京セラD大阪 )

<オ・日(3)>8回1死二、三塁、勝ち越しの2点適時打を放ち、笑顔を見せる吉田正(撮影・北條 貴史)
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 ビッグボスの“かく乱采配”にも惑わされない。オリックス・吉田正が新庄監督率いる日本ハムを粉砕した。2―2の8回1死三塁、紅林がカウント3―1で申告敬遠。眼前の打者が敬遠されるのは、18年9月26日の日本ハム戦以来2度目だが、主砲は冷静だった。

 「(燃えるとか)それはなかったですね。崩されてしまう形になってしまうので、状況判断して。自分のスイングを心掛けました」

 一塁走者・紅林が二盗を決めて1死二、三塁。「併殺狙い、作戦の一つだったと思うし、紅林も走ってくれたので楽にいけました」。3ボール1ストライクからの5球目、宮西の高め137キロ直球を強振。前進守備だった二塁手・水野の脇を抜く形で中前へ、はじき返す決勝2点打。「安打は安打。勝利に貢献できれば何でもいいのでね」と振り返った。

 今季初めて4番起用された1日の日本ハム戦から、これで3試合連続適時打。開幕戦勝利後の5連敗からチームを今季初の3連勝に導き、中嶋監督からも「あそこ(8回)はもう任せるしかないので。やってくれましたね」と称えられた。

 借金1まで盛り返した。お立ち台で、5日からのソフトバンク3連戦(ペイペイドーム)に向けて「連勝できるように」と吉田正。96年以来となるリーグ連覇&日本一へ頼れる主砲が打線をけん引する。(湯澤 涼)

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