日体大・矢沢 「4番・DH」で今季1号!開幕から7打数連続安打

[ 2022年4月4日 05:30 ]

首都大学野球   日体大6―4桜美林大 ( 2022年4月3日    バッティングパレス相石ひらつか )

開幕から2戦で7打数連続安打中の矢沢(撮影・柳内 遼平)
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 今秋のドラフト1位候補に挙がる日体大の投打二刀流左腕・矢沢宏太投手(4年)が、桜美林大戦に「4番・DH」で出場。今季1号を含む3安打1打点で、6―4の勝利、連勝での勝ち点1に貢献した。前日の投手での5回零封に続き打者としての実力も発揮。雨天順延となった2試合は16日に浦安市運動公園野球場で行われる。

 二刀流の思考法が「打者・矢沢」の進化を加速させる。4―3の7回先頭、カウント3―1になると「真っすぐは来ないだろうな」と投手目線で配球を読んだ。狙い通りのツーシームを強振。今季1号ソロを右翼席へ運んだ。リードを広げる一撃に「1球で仕留めることができた」と胸を張った。

 前日の開幕戦は打っては4安打3打点、投げては5回1安打無失点6奪三振と投打で躍動。この日は打者のみの出場となったが「一刀流」でも能力の高さを披露した。4番として6球団9人のスカウトが視察する中、右越えソロを含む3打数3安打1打点。2四球を選び、開幕から7打数連続安打、9打席連続出塁を継続し「全ての打席で集中して立てている」と充実感をにじませた。

 大リーグでは今季から適用される「大谷ルール」で先発投手が降板後もDHで打順に残ることが可能になる。矢沢が先発投手を務める際はDHを解除しているため、古城隆利監督は「首都リーグもやってくれないかな…」と起用の可能性を広げる規則改正を願うほどだ。リーグ優勝、最優秀投手、首位打者を目指すとした二刀流は、最高の形で開幕カード2連勝に導いた。(柳内 遼平)

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2022年4月4日のニュース