日本ハム・新庄監督 2月沖縄はランボルギーニ・キャンプ!?国頭⇔名護間スーパーカー移動プラン

[ 2022年1月10日 05:30 ]

鎌ケ谷のファイターズタウンに到着した新庄監督は報道陣の質問に答える(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムの新庄剛志監督(49)が9日、新人合同自主トレの視察とスタッフ会議に参加するため、千葉・鎌ケ谷の2軍施設を訪問した。春季キャンプでは1軍キャンプ地の沖縄県名護市と、約29キロ離れた2軍キャンプ地の国頭村の往復を、スーパーカーで移動する仰天プランを披露。さらにナインに横一線を強調する指揮官は、2月1日のキャンプ初日は2軍視察からスタートする考えも示した。

 監督として新年初仕事。スーツ姿のコーチ陣とは一線を画し、新庄監督は「楽しみなイベントの時に着る」という赤色のセーターに黒のコートを羽織り鎌ケ谷を訪問した。野球人にとって正月とも言われる「2・1」。そのキャンプ初日を新指揮官としては異例となる、2軍キャンプ地の国頭で迎えることを明言。さらに驚がくの移動プランを披露した。

 「移動のスーパーカーでも用意しておこうかな。俺が運転する。オワー!オワー!って。(自身の車を)持っていくまではしないけど」

 11月30日のファンフェスティバルには、ランボルギーニ「カウンタック」に乗ってど派手に登場した。キャンプ初日からスーパーカーに乗る可能性も十分。ビッグボスが東シナ海を横目に爆音とともに国頭へ向かう姿が見られるかもしれない。

 キャンプでは1、2軍こそ振り分けるが、今回は選手の能力を把握しているコーチ陣が振り分けた。新庄監督はほぼ関与しておらず、2軍スタートとなった選手に「横一線」を強調するために「1日コミュニケーションを取りながら“君たちは2軍じゃないんだよ”と伝えたい」と国頭で初日を迎える意図を説明した。「ちんたらしていたら、“おまえら代われ”という厳しさも出していく」と話すように、1、2軍の入れ替えは活発化させる考え。スーパーカー計画も、自ら1、2軍の片道約45分の往復の繰り返しを辞さない心構えの表れとも取れる。

 若手時代、活躍した翌年に2軍スタートとなったことがある。「悔しくて必死に練習した記憶が今でもある」。3年連続5位という低迷からの再建へ、1、2軍の支配下枠70人を把握し、フル回転させる用兵が求められる。新人に目を光らせ、スタッフ会議を終えたビッグボスは、サントリーの缶コーヒー「BOSS」を手に充実した表情で帰りの車に乗り込んだ。(東尾 洋樹)

 ▽名護―国頭間の移動 高速道路が通っておらず、一般道による移動になる。国道58号を直進するルートが一般的で、両球場間の移動距離は約29キロ。1車線の区間が多く、所要時間は通常の交通量なら40~45分程度。法定速度は60キロだが、50キロ以下に設定されている場所も多い。

 ≪目指せ「青学大ファイターズ≫新庄監督が「青学大ファイターズ」を目指すと宣言した。箱根駅伝で優勝した青学大を率いる原晋監督は、自身が現役復帰を目指していた20年に指導を受けた間柄。1区で箱根駅伝を生観戦していたことを明かし「原さんもぶっ飛んだ考えが多少ある方。だから気が合う」とし、「青山学院大みたいなファイターズ。選手一人一人が常識をぶち破る気持ちになっていけたらうれしい」と話した。

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