ドラ1・森木の練習に「いいピッチャーはキャッチボールを大事にする。頼もしい」 阪神・矢野監督語録

[ 2022年1月10日 05:30 ]

練習を眺める矢野監督(撮影・平嶋 理子)
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 【9日の阪神・矢野監督語録】

 ▼意識が高い森木のキャッチボール 森木はいいキャッチボールをする…と思えるものがある。いいピッチャーってキャッチボールを大事にする。人から与えられるだけじゃなく、自分で情報を拾いにいったり、いろんなことにチャレンジするというのはプロは大事。辞めるときに後悔しないように。(キャッチボールに工夫を感じることから)そういうところでも頼もしいと思う。

 ▼始まりは終わりの始まり ルーキーをびびらせるわけではなくて、逆に前に進む力にしてほしい。俺が1、2年目の時に、あまりの周りのレベルの高さにがっかりして、自信をなくして動けない時期があって。もったいなかった。「やりきった」と思う人生を歩める人は少ないけど、1日を全力で過ごすという意識を持っていれば、やめるときの後悔を減らすこともできると思う。

 ▼全員ライバル 試合は一丸だけど、ローテーションは6つしかないし、1軍枠だって28か29(人)。レギュラーポジションだって一個一個しかない。仲良しになる必要は全くない。いい競争がチーム全体を高めるところにもつながる。レギュラーは現状、近本しかいないと思っているし、そういう意味では、うちはライバルが多いチームだと思う。

 ▼鈴木と桐敷 コロナがある中でもある程度投げていた。力がどこまで通用するのかを見極める意味でも1軍に来る意味はある。そのまま競争から勝ち上がれば、昨季の伊藤将みたいになることもある。他のメンバーも、体の状態が整ったり、連れて行ってもいい、というのが出てくれば、(沖縄行きが)増える可能性がある。豊田も連れて行きたいけど、足の状態があるので。

 ▼勝負の寅(とら)年 自分で言うのも変だけど、スゴくいいチームになっているという手応えを感じる。苦しい状況の中でも、一丸というのをみんなで見せてくれている。だからこそ勝ちたい、勝つぞという1年にしたい。

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