明秀学園日立の強打者・石川ケニーは投手として復活へ 昨秋に左肘の疲労骨折 兄に続くセンバツ目指す

[ 2022年1月10日 14:47 ]

18年センバツに記録員としてベンチ入りした兄・シェインさんの名を指す石川ケニー主将(撮影・柳内 遼平)
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 昨秋の関東大会で初優勝し、センバツ出場が確実な明秀学園日立(茨城)が10日、高萩市の同校グラウンドで練習を公開した。

 ハワイ・オアフ島生まれの石川ケニー主将(2年)は通算20本塁打を誇るプロ注目の左打者。最速140キロ超えの左腕としても注目を集めるも、昨秋の関東大会後に左肘頭の疲労骨折が判明した。センバツまでに投手としての復帰を目指し「今は回復してきている。全員で日本一を目指していきたい」と力を込めた。

 明秀学園日立が18年センバツに出場した際は、4学年上の兄・シェインさんが記録員としてベンチ入り。今春センバツに出場となれば、兄に続いて聖地を経験する。

 昨年末に帰省した神奈川県横浜市の実家では兄から「(明治神宮大会初戦敗退で)そんなんで大丈夫か」と気合いを入れられた。石川は「努力家の良いお兄ちゃん。甲子園で活躍している姿を見せたい」と誓った。(柳内 遼平)

 ◇石川 ケニー(いしかわ・けにー)2004年(平16)4月7日生まれ、神奈川県横浜市出身の17歳。小4で野球を始め、横浜市立原中では瀬谷シニアでプレー。明秀学園日立では1年秋からベンチ入りし、レギュラーを獲得。50メートル走6秒5。遠投100メートル。球種は直球、スライダー、カーブ、カット、スプリット。憧れの投手はオリックス・宮城。1メートル80、85キロ。左投げ左打ち。

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