中日 新人6選手が入寮 ブライトは父の“金言”ボード、鵜飼は1ダースのホームランボール持参

[ 2022年1月10日 20:35 ]

<中日新人選手入寮>入寮を終え、父親から貰ったボードを手に笑顔のブライト(球団提供)
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 中日の新人6選手は10日、こだわりのグッズや思い出の品とともに名古屋市内の選手寮「昇竜館」に入寮した。

 ドラフト1位のブライト健太外野手(22=上武大)は尊敬する父・ジョンさんから大学進学の際にもらった手作りのメッセージボードを持参。日本語と英語で「自分らしく」「諦めないで」と記されたボードには自分を見失いそうになった時に何度も助けられたそうで「常に見えるところに飾りたい」と話した。

 2位の鵜飼航丞外野手(22=駒大)は東都大学野球リーグで放った通算12個のホームランボールとともに入寮。ボールには大学のマネジャーの手で号数、対戦相手や方向、打点などが記されており「9本打った時に1ダースのケースを買ってくれた。あと3本だなと話していたら、3試合連発で埋めることができた。プロになれたのはあの12球があったからなので」と説明。「自分に似ている」というキャラクターの抱き枕も持参した。

 3位の石森大誠投手(24=火の国サラマンダーズ)は地元・石川県羽咋郡宝達志水町のゆるキャラ・ほっぴーさんのぬいぐるみで地元をアピール。「町役場を表敬訪問したときにいただいた。町から初めて出たプロ野球選手でもあったので、町の思いを背負って人形と一緒に頑張っていこうと思う」と決意を語った。

 4位の味谷大誠捕手(18=花咲徳栄)は高校、中学時代のチームメートの寄せ書きの色紙と中学時代のメンバーと監督の笑顔がプリントされたTシャツを荷物に忍ばせた。特にTシャツはお気に入りで「見ると笑顔になるし、いつか着て練習したい」と話した。

 5位の星野真生(18=豊橋中央)は闘将・星野仙一元監督の遠縁にあたる豊橋中央・萩本将光監督の母からもらった中日の1988年リーグ優勝記念のテレホンカードを持参。「テレホンカードは使ったことがない。今後も使わないと思うけど、お守り代わりに持っておきます。ケガしないようにという願いが込められていると良いな」と御利益に期待した。

 6位の福元悠真外野手(22=大商大)は大学の後輩からプレゼントされた特大のビーズソファー・ヨギボーを担いで寮に。「体を休める時に使いたい。めっちゃいいです」と感謝し、「早く練習したい」とはやる気持ちを抑えられない様子だった。

 6選手は13日から名古屋球場で合同自主トレーニングをスタートさせる。

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