阪神 ドラ2・鈴木&ドラ3・桐敷が1軍キャンプ内定 互いに火花「負けられない」

[ 2022年1月10日 05:30 ]

<阪神新人合同自主トレ> キャッチボールを行う鈴木(撮影・大森 寛明)
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 阪神のドラフト2位・鈴木(創価大)と同3位・桐敷(新潟医療福祉大)の1軍キャンプスタートが内定した。矢野監督が「鈴木と桐敷は(沖縄に)連れて行こうと思っている」と明言。2人は早速、同期からライバルへと意識を変えるように火花を散らした。

 「1軍のキャンプに行くチャンスがあることは凄くうれしいですし、チャンスを生かしてアピールしていく」

 そう意気込んだのは鈴木だ。第1クール中に紅白戦も予定されており「大学と比べると、ちょっと早いと思うんですけど、しっかり対応していきたい」と気合十分。新人合同自主トレ開始前には指揮官から訓示で先輩後輩、同期入団も関係なく「ライバル心」を持つことの重要性を説かれた。キャッチボールの相手で初日からともに行動することが多かった桐敷へ対抗心を明かし、「ライバルでもあるので絶対に負けられない気持ち」と競争相手に指名した。

 一方の桐敷は静かに闘志をたぎらせた。「焦ってケガしても全て無駄になる。1月の自主トレをケガなく乗り切る。自分のペースを崩さずやれることは全てやっていきたい」。足取りを乱さず、着実に前進していく考えだ。ただし、鈴木に対しては「キャッチボールをして球の強さを感じたし、同じ左ピッチャーで負けてられない。自分はコントロールをアピールしていく」とストロングポイントを再確認した。

 ともに大卒の即戦力として期待される左腕。同じスタートラインから切磋琢磨(せっさたくま)し、高みを目指していく。(遠藤 礼)

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