阪神、高知の森木大智を外れ1位指名 同郷・藤川球児に憧れる最速154キロ右腕

[ 2021年10月11日 17:33 ]

阪神1位に指名され、会見後にポーズを決める高知・森木(撮影・坂田 高浩)
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 プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、阪神が1位で高知の森木大智投手(18)を指名。交渉権を獲得した。阪神は1巡目入札で、市和歌山の小園健太投手を指名したが、DeNAとの抽選で外していた。

 森木は最速154キロのストレートが持ち味の右腕。中学時代に軟式史上最速の150キロを投げて話題となると、硬式の高校でスピード、キレともに磨きをかけた。

 同郷の元阪神・藤川球児氏の影響で野球を始めた。小学2年で初めて生観戦したプロ野球も甲子園での「伝統の一戦」。憧れの存在は登板しなかったが、「人も多くて歓声もすごかったのをよく覚えています」と振り返る。今夏は高知大会決勝で明徳義塾に敗退。甲子園には高校3年間で一度も進めなかったが、悔しさはプロの世界で晴らせばいい。「全ての世代にとって勇気、希望になれる選手になりたい」と活躍を誓う。

 ◇森木 大智(もりき・だいち)2003年(平15)4月17日生まれ、高知県土佐市出身の18歳。蓮池小1年からソフトボールを始め、3年から軟式の高岡第二イーグルスでプレー。高知中では3年時に全日本少年春季軟式野球大会と夏の全国中学校軟式野球大会で優勝。最速154キロ。1メートル84、82キロ。右投げ右打ち。

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