ロッテ M18点灯への合言葉は「KKCM」唐川&国吉&千隼&益田が「今日 必ず 千葉で マジック」

[ 2021年9月28日 05:30 ]

ロッテの左上から時計回りに唐川、国吉、益田、佐々木千
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 首位のロッテは、28日から本拠地のZOZOマリンで3ゲーム差の2位・オリックスと直接対決3連戦を行う。初戦で勝てば、優勝へのマジックナンバー「18」が初点灯。故障していた唐川侑己投手(32)が前カードから復帰し、救援陣は盤石の布陣だ。マジックが点灯する試合は16日から始まり、4度目の挑戦。井口資仁監督(46)は初戦必勝を誓った。

 1シーズン制では1970年以来51年ぶりとなる優勝マジック点灯を目前としながら、ここまで足踏みが続いてきたが「4度目の正直」へ、井口監督が救援陣のスクランブル登板を予告した。3ゲーム差の2位・オリックスとの3連戦に向け、合言葉は「K・K・C・M」。唐川、国吉、千隼(佐々木)、守護神・益田の頭文字だ。

 「まずは3連戦の頭をしっかりとることが大事。火曜日から大事な戦いが続くので、中継ぎは総動員で戦わなければいけない」

 28日の試合に勝てば、待望のマジック18が初点灯となる中で、新たな「勝利の方程式」を思い描く。開幕当初はハーマン、唐川、益田でスタートしたが、6月にハーマンが腰痛、唐川も首痛で一時離脱。その間に、佐々木千がセットアッパーとして台頭し、圧巻の防御率1・08で救援だけで開幕8連勝を挙げた。DeNAから移籍した国吉も2勝2セーブ11ホールドをマークし、後半戦では益田との3人で勝ちパターンを形成した。

 そんなブルペンの布陣も、ここに来てさらに変化。前カードの西武戦から唐川が合流。2試合に登板しいずれも無失点と好投し、「これからもっと大事な試合が入ってくる。それに向けて調子を上げたい」と力を込めた。

 ベテランが以前と変わらぬ投球を示したことで、井口監督も「唐川は6、7、8、9回、そこでいくと思う」と明かした。疲労などから、16日のソフトバンク戦を最後に8日間登板がなかった益田も、25日の西武戦に登板し今季34セーブ目を挙げた。大一番を前に、厚みはさらに増した。

 先発投手が5回まで投げたら、6回から「K・K・C・M」を惜しみなく投入する。今日こそ、必ず千葉でマジックを点灯させる――。防御率1点台の最強カルテットがマウンドに上がれば、51年ぶりの瞬間は訪れる。(横市 勇)

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2021年9月28日のニュース