東都 東洋大プロ注目の木村はコロナ下で実戦不足が響き無安打 次週10月第1週がラストチャンス

[ 2021年9月28日 16:20 ]

東都大学2部・秋季リーグ戦   拓殖大4―1東洋大 ( 2021年9月28日    等々力 )

<拓殖大―東洋大>ドラフト候補の東洋大・木村
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 東洋大の木村翔大内野手(4年、霞ケ浦)は4打数無安打に終わり、チームも完敗した。スタンドには7球団のスカウトが視察したが、10・12ドラフトへアピールは出来ず。「開幕に向けて準備はしてきた。どういう状況だろうと言い訳は出来ません」と沈痛な面持ちで明かした。

 7月下旬、埼玉県川越市での合宿所内で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、チームは1カ月間活動停止。8月21日から練習を再開したが当面、練習施設は使えず、自主練習のみに終始した。約2週間の全体練習を経て今月19日にようやく今季初のオープン戦を実施し、この日に臨んだ。とはいえ実戦不足は明らかで、コンディション調整も厳しかった。「自分はプロ志望届を出しているのに打撃だけでなく、守備でも自分の持ち味が出せなかった。でも大変なのはどの大学も一緒」と木村はうなだれた。

 第2週(10月5日・東農大、同6日・専大)がドラフトへ最後のアピールの場となる。「悔しい。今すぐに帰って練習したい気持ちです」と懸命に気持ちを切り替えていた。

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2021年9月28日のニュース